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2012年6月28日 (木)

続・民主党自壊

 民主党の小沢氏を中心とする造反騒ぎが依然として続いている。一寸先は闇、の政局話にはあまり触れたくはないが、こわし屋小沢の狙いはやはり気になる。小沢は盛んに離党をほのめかすが、離党したところで何のメリットもない。

 今日28日午後は、小沢・輿石会談が2回もあった。内容はわからないが、どうやら舞台を参議院に移し、法案修正の可能性をさぐっているらしい。小沢はその後の会見で「参院でもそのまま強行採決するようなら、民主党の枠を越えて直接国民に訴えざるを得ない」という表現を使った。

 当塾は、これまでもたびたび公明党がカギをにぎる事態がくるのではないか、と言ってきた。輿石幹事長は、長年参議院会長としての実力を蓄えてきたベテランである。自公が選挙協力で与党を保ってきたものの、憲法や増税などの政策面で必ずしも一枚岩とはいえないことも見抜いている。

 輿石は、衆院の定数問題で0増5減に比例代表の連用制を加味した案を単独提出した。これは自民党はもとよりマスコミなどから総スカンを食った形だったが、公明党の気を引くためには十分だった。

 参院では民主104人に対し、自公は自86+公19の107人で3人しか違わない。仮に国民新の3、大地2が加わればこれを上回り、さらに公明が加わって修正案を作れば可決可能だ。こういったことは常識的には今までの自公路線からはずれる。

 しかし、消費増税の衆院可決で民自大連立の機運が高まり、公明の存在がスポイルされるような事態が来ないとは限らない。以前書いたことがあるが、創価学会の伝統的価値観は、「美・利・善」であり「真・善・美」の「真」より「利」の方を重視する。

 党の政策目標達成のため、それが「利」であれば乗り換えることにそう抵抗はないだろう。とはいうものの、党執行部や選挙活動を担ってきた実戦部隊にとってそんな急ハンドルが切れるのかどうか疑問だ。また、国民やマスコミからは不明朗な取引のように見えるだろう。

 小沢が絡んでいることでそれはよけいに増幅される。参院で修正されるとさらに決定まで時間が費やされ、解散総選挙の時期も遅れる。小沢は、それが控訴審無罪判決後になれば好都合だが、谷垣自民党、野田首相、財界、大手マスコミなどがそれに耐えられるかどうか疑問だ。

 それらを総合すると前エントリー「民主党・自壊」というシナリオは、結果として変わりがないのではないかと思える。

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これは、今日2本めの記事です。 頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o  よろしければ、1日1回、2つのランキングの応援クリックをしてくださいませ。m(__)m *印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。   まずは、全英OPの話を。男子2回戦、錦織圭は、予選から勝ち上がったセラ(仏)を6-3、7-5、6-2のストレートできっちり下して、日本男子では、松岡以来17年ぶりに3回戦に進出した。"^_^" ... [続きを読む]

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