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2012年5月28日 (月)

アメリカへの気兼ね.

 毎日新聞の社説欄の下に「視点」という社説スペースとほぼ同様な枠組みがある。社説並みの論説発信の場と位置付けているような見える。この方は、論説委員の議論を経て最大公約数を書く社説と違って記名記事で、個人の率直な感触が伝わってくる。

 まだ調べてないが、歴史に残る社説として信濃毎日新聞の桐生悠々が書いた「関東防空大演習を嗤う」という社説(昭和8年8月9日付)は、は記名入りだったのだろうか。この記事で同紙が廃刊の危機にさらされたという。

 28日の「視点」はそなん大層なものではないが、布施広論説委員の記名入りである。題は、<イスラエル――素直な批判こそが有益だ>で、国連などで不当とされたパレスチナ人居住区内の隔壁作りや、イランへの空爆をほのめかして危機をあおるイスラエルに対し、日本はもっと率直にものをいうべきだ、という内容だ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20120528k0000m070114000c.html
その中に、日頃塾頭が抱き続けた疑念そのままの一文があるのに驚いた。

 (前略)私の考えすぎなら幸いだが、日本の一部メディアは、イスラエルへの「無条件の支持」をうたう米国への気兼ねからか、意味もなくイスラエル批判をためらうようになった。それも同国には不幸なことだ。

 ”日本の一部メディア”がどこを指すのか不明だが、それがメディアの中からでてきた告白だからである。塾頭家では毎日新聞しかとっていないので、毎日新聞から得ている印象といってもいいだろう。社内にいろいろな意見があるのは健全だ。同紙の「記者の目」同様、味気のない第2社説より、このよう紙面構成はぜひ続けてほしい。

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