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2012年4月12日 (木)

反戦塾乗12/4/12 

LED電球では合わない
 以前「新円切替の時代」という題で「軍足(ぐんそく)」という靴下の話をした。現在でも「軍手」は健在だか、軍足は死語のひとつだろう。「戦後強くなったのは女性と靴下」という比喩がはやったのはいつごろだっただろう。まだ調べてない。

 こんなことを書き始めたのは、朝、着替えの際に靴下のかかとに指先大の穴が開いているのを見つけたからだ。それで、就職したての独身寮で、靴下の穴をかがつたことを思い出した。すると、昭和25年以降、1950年代初頭ということになる。

 軍足はすでになくなっていたが、靴下はまだまだ弱かったことになる。靴下に40ワットか60ワットの白熱電灯をはかせ、穴の開いたかかとの丸い部分をあてる。そして縫い針に適当な糸を通し、穴の端から端へ経糸を、それがすんだら横糸を直角に編むようにして穴がふさがったら、それで終わり。LED電球ではそのビミョーな丸みがちょっと違いそうだ。

マナーのゴルフはどこへ
 働き盛りの頃、「ゴルフはなさらないのですか?」と不思議そうな目で見られたことがある。金がないこともあるが紳士のスポーツといわれるゴルフをする柄でもないことから、なんとなく手をつけなかっただけだ。

 勤め先では接待ゴルフ全盛であった。得意先にはゴルフをしない人もいるので、小生はもっぱら大相撲升席接待の担当にさせられていた。ゴルフをする人同士の話の中で、そこにいないプレーヤーのマナーがいいとか悪いとかという話もよく聞いた。

 門外漢にはどうでもいいことだ。最近、つけっ放しにしておいたTVでマスターズ・ゴルフというのを何気なく見いてた。そこに名前も知らない某選手、思いっきりスイングした打球がそれたのか、カメラのまえでクラブを投げつけ、それを踏みつけたり蹴とばしたりの大場面。

 人に迷惑はかけないかも知れないし、ルール違反でないかも知れない。しかし道具を大事にしないばかりか憎悪あらわな表情をビジターに見せるのは、マナーがいいのだろうか。これが日本人選手でなくてよかった。

 日本のプロ(職人)は道具を命のように大事にする。大工さんはノミやカンナを使った後次回にそなえて自分で砥ぎ、すり減っても限界ぎりぎりまで使い込む。相撲、柔剣道、碁将棋など競技にはマナーというより「美」が大切にされる。

職人のいない原発の現場
 職人と言えば、原発建設やメンテナンスの現場には、素人だけでプロの職人はいないんだそうである。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#about

 かつては、そういった人もいたようだが、ちょうどプレハブ住宅のように構造物をすべて工場生産し、建設現場に運んできて組み立てるんだそうだ。職人の常識から見ておかしなところがあっても、「マニュアルに書いてある通りにやればいいんだ」と取り合ってくれないという。

 そこで、職人クラスの人は「ばかばかしくてやっていられない」とばかり次々やめてゆく。そして、その場限りの素人だけの作業になるそうだ。そのため、容器の中に道具を置き忘れたり、マニュアルの解釋がまちまちだったり、大事故につながりそうなおそろしいことがそのままになってしまうこともあるようだ。

 今、大飯原発再稼働で政府が容認に向けて動いているが、電力会社やメーカーが作った書類(マニュアル)を経産省の役人や学者集団がチェック、それを現場を知らない素人の閣僚たちが判断すればそれでいい(Oh いい)では困る。政府はもっと早く「職人」を養成しておくべきだったのである。

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コメント

私も幼いころは母が繕った靴下を履いていましたが
、そういうやり方があったんですね。たぶん母は知りませんでした。だいたい我が家には電気自体が無かったので無理でしたcoldsweats01
今のLEDの電球型は全く白熱球と同じものが出ていますので、そのやり方使えそうですね

軍足、今でも有りますよ。わたしは愛用しています

投稿: 玉井人ひろた | 2012年4月12日 (木) 15時57分

軍足――たしかに似たようなものはありますね。山登りをするのに使ったような気がする。巻脚絆(=ゲートル)これも死語かな?も兼ねたようなものが。

note母さんが夜なべに、という姿も視界からなくなって久しい。今回は昔話特集ですかな。

投稿: ましま | 2012年4月12日 (木) 16時49分

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