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2012年2月21日 (火)

沖縄米軍基地問題の本質

 普天間基地移転で、20日に辺野古沖の環境影響評価(アセスメント)に対する知事の反対意見が提出されたとか、玄葉外相がさかんに南の方の小さな施設返還を先行させるという懐柔案をちらつかせるとか、田中防衛相による「真摯に真剣に理解を求めていく」のオウムがえしだとか、野田首相も近く沖縄訪問するとか……。

 そういった事は、沖縄米軍基地問題の本質から遠い問題だ。沖縄の人は、ジュゴンがいなくなるとかサンゴ礁がどうとかで辺野古に反対しているのではない。また、首相が顔を出さないから沖縄内での移転を認めないと言っているのではない。

 政府は、アメリカが「辺野古移転はあきらめますよ」といったらどうするのだろうか。おそらく、「どうかそう言わないで」と懇願するに決まっている。現状を見るとそれしかないではないか。本塾は先月「日本敗戦20日前」という記事を書いた。その中のにある、沖縄を放棄した1か月後の政府の発想はこうだ。

本土は神霊鎮まります父祖伝承の地なり断じて敵の蹂躙を許さず

 神霊の生んだ本土は、伊弉諾・伊邪那美命から生まれた大八島だ。沖縄・北海道は含まれていない。自民党および政府の頭の中にそういった隠された意識がある限り、沖縄県民の合意を得ることは金輪際ない、と言っておこう。

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