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2012年2月23日 (木)

何をしている!衆院議長

 もう4、5年前だが、当時まだ衆院副議長だった横路孝弘議員の講演を聞いたことがある。終了後の聴衆の質問に「今は副議長で党籍を離れているため、できることに制約があるが、それがなくなればじっとしていませんよ」と、やる気満々で答えたことを覚えている。

 質問は、しかと覚えていないが多分憲法問題だったと思う。いま議会は、衆院の「1票の格差」をめぐる定数是正問題で、各党や各議員が国民に対する義務を果たそうとせず、公然と違憲状態のまま放置しようとする未曾有の醜態をさらしている。

 この国家的危機に際し、横路議長はなにをしているのだろうか。有識者の意見を聞いてなどという案もあったらしいが、各党から蹴っ飛ばされ動きがとれないというのだろうか。衆院議長は、首相と並んで国家を代表する地位と報酬と権威を有するはずだ。

 議会の司会や決をとるだけが仕事ではない。他の案件と違って議会のことである。機能してない各党の意見調整ができなければ、みずから決断して議員を指導誘導する任務もあるのではないか。

 今日、毎日と日経がこの問題について社説を書いているが、毎日はその中で3度にわたり議長に行動をするよう促した。まさに党籍を離れていればこそ、なさねばならぬ仕事ではないか。塾頭は最後まで彼の決断に期待する。

 それができないときは……、なんとなく昔、「ぐず哲」と呼ばれた片山哲首相を思い出した。このまま過ごすつもりなら議長も議員も辞して北海道で余生を送ることにしてほしい。

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コメント

横路衆院議長は雛壇のお飾りであることが心地よいのではないでしょうか。北海道知事時代は「パッ」としていたカモ知れませんが、衆院議員にカムバックしてきたとき知事経験が仇となっていました。何もかも取り巻きの役人が導いてくれた知事という仕事と、当時は野党議員でしかたら単独で一からスタートしなければ誰も助けてくれない国会議員とは大きな違いが壁になっていたように思います。あれから10余年してすっかり野党根性が染み付いているのか、それとも知事時代以上に居心地のよい椅子に満足しているのか。

護憲を唱える国会議員というのは、この40年呉越同舟をしたことがありません。横路議長には期待をしていませんが、ダイナミズムな政治を仕掛けるような政治家が全く皆無というのは寂しい限りです。

投稿: ていわ | 2012年2月23日 (木) 20時28分

コメントありがとうございました。

横路、たしかに道知事以降情報量が少ないですね。民主党では横路グループというのもあったが雲散霧消に近い。

私が聞いた講演会は、「それでも」と思わせるものがあったのですが、どうやら的外れになりそう。

人材払底もここまできたのでしょうか。尾崎行雄など最後までかっこよかったけどなあ。

投稿: ましま | 2012年2月23日 (木) 21時03分

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