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2011年10月18日 (火)

普天間移転、毎日の英断?

 「県外移設」を求める沖縄が政府に歩み寄る展望はない。実現の道が見いだせない辺野古への移設にしがみつくのは、もう限界である。野田政権は、日米合意を見直して、米国、沖縄双方が合意できる方策を検討すべきである。(10/17「毎日社説」)

 ここだけ読めば、誰だって毎日新聞は、県外移設を県外移設を米国に働きかけるよう政府に促しているように読めるだろう。そうであれば、中国新聞や沖縄県紙などをのぞく中央紙が打ち出した初めての英断になるところだ。

 ところが、標題は「普天間移設 辺野古案は実現困難だ」であり、文末は、

普天間移設の原点は周辺住民の危険性除去である。辺野古への移設か普天間の継続使用(固定化)か、と二者択一を沖縄に迫り、辺野古移設に同意を求める手法では展望は開けない。野田首相は、現実を見据えて取り組んでもらいたい。

となっている。またその全段に、

沖縄に米軍基地が集中する現状が本土による「差別」ととらえられ、強い不満と不信が渦巻いている現状では、新たに県内に基地を建設するのは容易でない。

とあり、県民の要望を「原点」と「差別」に使い分け、読後感は、結局何を言わんとしているのかわからなくなる。

 毎日の場合、社説執筆を担当する何人かの会議があり、何をどう書くか喧々諤々の議論をしたうえで、執筆者一人を決め紙面に反映するのだそうである。だから、主張として人を動かす力もなく、肺腑を突くような名文も誕生しない。

 一見、民主的でよさそうだが、これでは新聞が電波媒体やネットにその座を奪われるのも当然であろう。愛読紙「毎日」のために提言する。同紙の「記者の目」が好評を得ているのは、たとえそれが社論と違っても、現場の生き生きとしたレポートが読者を引きつけるのである。

 社説も、イニシャルでいいから記名とし、「会議ではこういう意見も多かったが、私はこう考える」 という形にし、かつての「信濃毎日」桐生悠々主筆のような、歴史に残る社説を書いてもらいたい。もし、もし塾頭が担当するなら、「高まる日本の反米感情を恐れる」とするだろう。

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