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2011年10月14日 (金)

GHQが洗脳はウソ

 井上ひさし、美輪明宏、石原慎太郎、本田勝一、江藤淳、開高健、こういった人たちは、塾頭と年齢にして2、3歳と違わない。戦中戦後を小学生、中学、高校で過ごした年代である。ことに終戦から戦後にかけては、最も感受性が高く、好奇心も反抗心も強い時代であった。

 本題は、「A級戦犯はGHQが日本人を洗脳して決めた不当なもの」という、言説が流布していることに対し、当時を体験している者として、誤った解釈を放置できないという危機感からまとめたものである。

 この問題については、9月4日の「無意味な東京裁判批判」を皮切りに、30日の「占領軍と言論の自由」、そして今月に入って「戦後再考録」1~3を連続して掲載し、さらに前回の「品のない国家」に続けた。本稿はそのしめくくりとして、前後2回に分け総括に位置付けたい。

 前述の「言説」に興味をもったのは、たまたま本塾に寄せられたコメントがきっかけであるが、その後ベストセラーズとなった『国家の品格』の著者・藤原正彦が、同様の知識を江藤淳の『閉された言語空間』から、彼の言葉を借りると「余すところなく」得ていることを告白(「文芸春秋」10/7)していることがわかった。

 その著作から、正確を期すためやや長い引用をして結論部分を紹介する。(段落の頭にある色番号は塾頭による)

(前略)『太平洋戦争史』と題されたGI&E製作の宣伝文書は、日本の学校教育の現場深くにまで浸透させられることになったのである。

 それは、とりもなおさず、「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」の浸透であった。『太平洋戦争史』は、まさにその「プログラム」の嚆矢として作成された文書にほかならないからである。歴史記述をよそおってはいるが、これが宣伝文書以外のなにものでもないことは、前掲の前書を一読しただけでも明らかだといわなければならない。そこにはまず、「日本の軍国主義者」と「国民」とを対立させようという意図が潜められ、この対立を仮構することによって、実際には日本と連合国、特に日本と米国とのあいだの戦いであった大戦を、現実には存在しなかった「軍国主義者」と「国民」とのあいだの戦いにすり替えようとする底意が秘められている。

(中略)前掲のGI&E文書が自認するとおり、占領初期の昭和二十年から昭和二十三年にいたる段階では、「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」は、かならずしもCI&Eの期待通りの成果を上げるにはいたっいなかった。しかし、その効果は、占領が終了して一世代以上を経過した近年になってから次第に顕著なものになりつつあるように思われる。

 なぜなら、教科書論争も、昭和五十七年(一九八二)夏の中・韓両国に対する鈴木内閣の屈辱的な土下座外交も、『おしん』も、本田勝一記者の゛南京虐殺゛に対する異常な熱中ぶりもそのすべてが、昭和二十年(一九四五)12月八日を期して各紙に連載を命じられた『太平洋戦争史』と題するCIE&E製の宣伝文書に端を発するから騒ぎだと、いわざるを得ないからである。そして、騒ぎが大きい割には、そのいずれもが不思議に空虚な響きを発するのは、おそらく淵源となっている文書そのものが、一片の宣伝文書に過ぎないためにちがいない。

 占領終了後、すでに一世代以上が経過しているというのに、いまだにCI&Eの宣伝文書の言葉を、いつまでもおうむ返しに繰り返しつづけているのは、考えようによっては天下の奇観というほかないが、これは一つには戦後日本の歴史記述の大部分が『太平洋戦争史』で規定されたパラダイムを依然として墨守しつづけているためであり、さらにはそのような歴史記述をテクストとして教育された戦後生まれの世代が、次第に社会の中堅を占めつつあるためである。
 
 つまり、正確にいえば、彼らは、正当な史料批判にもとづく歴史記述によって教育されるかわりに、知らず知らずのうちに「ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム」の宣伝によって、間接的に洗脳されてしまった世代というほかない。

 
 以上のからまでが同書の結論部分といえる。このあと、NHKが放送した「真相はこうだ」にも同じ役割があったとしており、藤原その他の言説に符合する。江藤が渡米し、詳細に関係資料に当たって拾い出した労作であることには違いなく、そこに示されたこと自体は史実である。

 それを、冒頭に書いた塾頭同年輩の名士は、それぞれみんな体験しているわけだが、さすがに江藤は、日本人すべてが洗脳されたとかマインドコントロールを受けたとは書いてない。むしろでは、米国資料がその逆であって、失敗だつたという評価を正直に述べている。

 それが、一世代あとになってゾンビのように生き返って「不思議に空虚な響きを発するのは、おそらく淵源となっている文書そのものが、一片の宣伝文書に過ぎないためにちがいない」、と軽視しておきながら、一方で、いまだに生き続けるのは「天下の奇観というほかない」と、直接つながってこないことを検証でないために、文学的表現で嘆いて見せているのである。

 それが、まさにこの本の題名『閉された言語空間』になったのであろう。つまり、当時「一片の宣伝文書に過ぎない」ものに日本人がだまされたというのは、虚構だったということを認めているようなものだ。

 彼の誤算は、自虐史観の蔓延を占領軍の占領政策の意図的政策によるものと主張したかったことを、史実として証明できなかったことによる。その点を、塾頭の体験として終戦からの3、4か月をこれまでのエントリーで書いたが、その後を追加してみよう。

 同書によると、『太平洋戦史』は、CI&Eが準備し、昭和20年12月8日から新聞連載が始まったという。全体で1万5000語だから大した量でない。翌年3月には連載が終わっており、単行本が発行され、学校に教材として購入するよう通達もだされた。

 「真相はこうだ」は、1日遅れて9日から始まり翌年2月10日まで週1回の放送があった。塾頭は、『太平洋戦史』について全く記憶にない。ただ、「真相はこうだ」については、オープニングの効果音、ベートーベンの第5交響曲の最初の部分とともに聞いた鮮明な覚えはある。

 たとえば、バターン死の行進など初めて聞く内容があったかも知れない。しかし、戦争なのだからそれくらいのことはあっただろうし、アメリカ側から言うのだから割り引いて聞くのが当然だという考えでいた。

 なお、『太平洋戦史』の教材のことだが、それを使って教えられたことなど一切ない。当時の先生は、皇軍を推戴信奉した1年前の先生と同じである。同じ口で軍を誹謗しても何の教育にもならない。つまり、洗脳はなかった、ということである。このことはアメリカの資料で憶測するのでなく、国内資料を精査すれば証明できることである。

 上記の中に、CI&Eというアメリカの機関がたびたび出てくる。たしかシビラル・インフォーメーション・アンド・エデュケーションのことだと思うが、県庁所在地にCIA図書館というのがあり、塾頭も訪れたことがある。

 目的は、16mm映画の映写技術講習をしてくれるというので参加したように覚えている。学校はもとより、地域社会、就職してからも大変役に立った。ところが、CIEから「洗脳」用フィルムを借りた覚えは全くない。借りたとすればターザンの短編か文化映画だったかも知れない。それすらもよく覚えていない。

 さて、冒頭に書いたように、同じ年代で同様の社会的経験をしながらどうしてこんなに考えが違ってしまうのだろうか。 その辺を次回に回したい。

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戦中・戦後」カテゴリの記事

コメント

私の夫は終戦時中学1年生でしたが、
除隊してきた先輩が、先生になぐられて紫色になった裸を見せて、
「お前らが行けと言ったから行ったんだぞ。そしたらこのざまだ。どうしてくれる。」と先生に詰め寄っているのを見かけたことがあると言っていました。
先生は「すまなかった、すまなかった」と平謝りに謝っておられたそうです。

戦時中を生きた人は、政府(軍)に騙された事を体感しておられたから、戦後数十年は今のような騙しが通用しなかったのだろうと思います。
今体験者が殆んどなくなった所で、またぞろ国民を騙して悲惨な戦争に刈り出そうという動きが、何ともいやらしく不気味ですね。

投稿: 和久希世 | 2011年10月15日 (土) 11時42分

戦中、終戦直後を生きてこられた方の体験として、大変興味深く読ませていただいています。
ただし、その中にいらしたからといって、事実を、または実態を正確に把握しているというわけではないと思いますよ。

和久さん
騙された多くの国民と、騙した政府・軍部って言いたいでしょう。
騙したとか、騙されたとか、止めましょうよ。
あの当時、大多数の国民が戦争を望んでいたんだから。

投稿: makoto | 2011年10月15日 (土) 16時21分

>今体験者が殆んどなくなった所で、またぞろ国民を騙して悲惨な戦争に刈り出そうという動きが、何ともいやらしく不気味ですね。

主語がないですが、誰がですか?
誰が国民を戦争に刈り出そうとしているんでしょうか。

投稿: makoto | 2011年10月15日 (土) 16時22分

この前の戦争の時も、国民は狭い日本国内だけでは生きていけないから、中国大陸に活路を求めざるを得ないと言って、マスコミに囃し立てられ(騙されて)国民は戦争讃一直線になったのだとばかり思っていました。
でもそうではなかったのですね。失礼しました。

尚、makotoさんが騙す主体がどこか分からないとのご指摘ですが、色々な見方がありましょうが、
私が今想定しているのは、アメリカの戦争屋とそれに連なる者たちだと思っています。

投稿: 和久希世 | 2011年10月16日 (日) 11時38分

和久 さま makoto さま
 ようやく最後にたどりつきました。続編も見てください。

<大多数の国民が戦争を望んでいたんだから

というmakotoさまの言葉についてお答えします。

 そういった結論に至った「ソース」はなんでしょうか。ぜひ知りたいと思います。今なら言えますが母は「また戦争?」とぼやいていました。

それはそうでしょう。税金は戦争にもっていかれるし、生活物資は欠乏しヤミでないと手に入らないとか、人だけでなく鍋釜や犬まで挑発される。

 新聞雑誌など、言論統制と売上利益のため、今の北朝鮮のようになりました。政治家は選挙で選ばれた?。

 大政翼賛会推薦候補しか投票できなかったり、女性は投票権がなかったり、今と全く違います。

 したがって、民意を知るためには、個人の日記とか俳句とか替え歌などをよく調べます。しかしこれも研究者の論旨に都合のいいものだけを選ぶ傾向があります。

 そこで、「史料評価」が非常に大切になりますが質の高いものをあらゆる角度から検討し、その中から自らの史観を形成していくしかありません。

投稿: ましま | 2011年10月16日 (日) 12時14分

Makotoさまじゃないけど、加藤陽子教授の本を読んでいると日本人の多くが戦争を望んでいたように<錯覚>しそうです。また、彼女がテレビや佐高信氏の対談で語ることと単独の著作で語ることがどこか食い違っていてしっくり来ません。私は日本語が読めてないのでしょうか。「事実」と「思想信条」は違う、ということなのでしょうけど。

投稿: りくにす | 2011年10月17日 (月) 12時19分

りくにす さま

コメントありがとうございました。

加藤陽子先生の本や論文はたくさん出ています。全部見たわけではありませんが、日清、日露、それ以前のものから今日にいたるまで、戦争についての明晰な分析があり、政府が国民の意見をどう誘導し利用したかについても触れられています。

教わるところが多く、当塾でも何度か利用させてもらいました。ただ、民意というのは捕まえどころのないものです。国民が抑圧されて我慢しきれずに立ち上がったという独立戦争ほのぞいては、ゼロの状態で国民投票にかけてやる戦争などありません。

為政者が、〇〇国(人)は悪い奴らだとか、〇〇国が侵略しようとしている、だからその前にという宣伝で、「そんな悪い奴ならやってしまえ」というのが国民の支持ということになるのでしょう。

本来、国民の支持がなければ戦争などできません。いつのにか引きずり込まれた不本意な日華事変が解決せず、我慢できずに突っ走ってしまったのが太平洋戦争だと思います。

投稿: ましま | 2011年10月17日 (月) 13時54分

ましまさん
こんにちは
ソースですか。
僕がソースを要求したときは、「まずい焼きそばじゃあるまいし」と茶化して結局出さなかったのに…。

日本軍がパールハーバーを攻撃したときに、
高村光太郎は「記憶せよ、十二月八日。この日世界の歴史あらたまる。アングロサクソンの主権、この日東亜の陸と海に否定さる(後略)」
神保光太郎も「日本の朝ー歴史の日十二月八日に対して、「世界史は大きく転回する、ああこの荘厳なる日本の朝!(後略)」と、感激して詩を書いたと聞きました。
歌人の斉藤茂吉は、「おのづから立ちのぼりたる新しき歴史建立のさきがけの火よ」・「大東亜戦争と言う日本語のひびき大きなるこの語感を聴け」などと、歌っていますし、
また、清水馨八郎氏の「侵略の世界史」にも、「日本国民も感動した」と書いてありましたし
その直後の新聞などでも、見出しがそんな感じで、開戦を日本国民の大多数が望んでいたと思いました。

遅ればせながら、できましたら、以前ましまさんが書いた

>戦勝国が一方的に進めた裁判について、当時の国民は、「勝てば官軍」という明治維新のことわざを使って、ちゃんと批判していました。

のソースをお願いできますか。

>大政翼賛会推薦候補しか投票できなかったり、女性は投票権がなかったり、今と全く違います。

そいういう時代だったんでしょう、女性に投票権がないのが当たり前の。
同じ理屈で言えば、侵略や戦争を起こすことが悪ではないという時代だったんでしょう。

和久さん

>私が今想定しているのは、アメリカの戦争屋とそれに連なる者たちだと思っています。

アメリカのやり方には反吐が出ますが、だからと言って、アメリカが日本国民を騙して戦争に駆り出そうとしているというのは、理論が飛躍しすぎているように思います。
「平和が大事。そのために軍隊を持たない。」と唱えていれば、戦争は起きない、というわけではないでしょう。

投稿: makoto | 2011年10月17日 (月) 16時28分

makoto さま
 有名詩人や翼賛歌人が新聞雑誌に発表する作品が戦争礼賛になるのは当然です。それが出版元にとって利益になるからです。

 反戦歌でものせようものなら、発禁どころか紙の配給を止められたでしょう。ソースを茶化すのはそういったことです。歴史記述と史料評価については、前の弊コメントを見てください。

 なお、緒戦で天皇の詔勅と連続して報道される大戦果に感激の渦が巻いたのは事実です。日華事変の硬直化は、今のアフガン・アメリカのように国民の不満が鬱積していましたから。

 「勝てば官軍」は当時広く言われていたことですから「ソース」をさがせば必ず出てきます。そんなことより、東京裁判の弁護人清瀬一郎が『二十五被告の表情』を公刊し、堂々とその趣旨を天下に告げているわけですから、まずいソースなど不要でしょう。

 最後に、侵略や戦争が罪悪であることは、第一次大戦後のベルサイユ条約で決められてことなので、これも知っておいてください。当塾内では
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_e782.html
をご参考に。

投稿: ましま | 2011年10月17日 (月) 18時31分

ましまさん

>有名詩人や翼賛歌人が新聞雑誌に発表する作品が戦争礼賛になるのは当然です。それが出版元にとって利益になるからです。

そりゃ、それを国民が望んでいたからでしょう。
今の韓流ドラマみたいなものです。
思想に関係なく、需要があるからです。

>なお、緒戦で天皇の詔勅と連続して報道される大戦果に感激の渦が巻いたのは事実です日華事変の硬直化は、今のアフガン・アメリカのように国民の不満が鬱積していましたから。

ね。
国民の大多数はアメリカに鉄槌を食らわすことに賛成だったんでしょう。
個人的には、今だってそうしたいですよ。
911テロは、ある意味、当然の報いだとも思いますしね。

>「勝てば官軍」は当時広く言われていたことですから「ソース」をさがせば必ず出てきます。

と言って、ご自分では出さないんですね。

>そんなことより、東京裁判の弁護人清瀬一郎が『二十五被告の表情』を公刊し、堂々とその趣旨を天下に告げているわけですから、まずいソースなど不要でしょう。

そんなことおっしゃっても、戦後のGHQの徹底した言論統制ぶりをいくつかの本で読むと、とてもじゃないけど、国民は洗脳されていなかったなどと言われても信じられませんよ。

現にあなたは、A級戦犯を「戦争犯罪人」と決め付けているでしょう。
おっと、こう決め付けているのは、もう一人のご老人、宗純さんでしたね。
でもあなたも同意見でしょう。
彼らがどんな法を犯したんですか?
平和に対する罪ですか。

では、前にも聞きましたがまた聞きたい。
広田弘毅は、どんな法律を犯したんですか。
私は、「彼にはなんの罪もない」と考えていますが、彼を「戦争犯罪人」と断定するましまさんのお考えをぜひとも教えてください。

あなた方が「日本は間違っていた」、「戦争をすべきではなかった」
と言うくらいなら、まだ分からないでもない。
しかし、戦勝国の報復劇である東京裁判をありがたがって受け入れ、戦勝国が勝手につけた名称の「A級戦犯」に戦争犯罪人などとレッテルを貼り、日本の軍隊に極端な嫌悪感を持っていることが、あなた方が洗脳されている証拠です。
まさに、GHQの狙い通りの思想になっているではないですか。
そんな方が、「当時、国民は洗脳されていなかった」などとおっしゃっても、まったく説得力はありませんよ。


>最後に、侵略や戦争が罪悪であることは、第一次大戦後のベルサイユ条約で決められてことなので、これも知っておいてください。

ベルサイユ条約。
でましたね、この欺瞞に満ちた条約が。
こんなのドイツに賠償を請求するためにできた戦勝国の報復のための条約でしょう。
では、お聞きしますが、ベルサイユ条約で批准した国は、当然、それまでに侵略した土地、植民地を手放したんでしょうね。
違いますか?
まさか、自分たちは、しっかりと植民地を持っているのに、新たに植民地を取ることはだめだ、なんていう法律ではありませんよね。

そして、その条約以降、侵略、または戦争を仕掛けた国で、戦争指導者または国家首脳部が罪に問われ、処罰された例は、日本、ドイツ、イタリア以外にどこがありますか?
ソ連は? 中国は? アメリカは? イギリスは? フランスは?
1国でもありますか?

投稿: makoto | 2011年10月19日 (水) 00時40分

和久さん

「戦争反対」と言っていれば、戦争は起きないんですか。
日本さえ、軍隊を持たなかったら、9条を大事にしていれば、戦争は起きないんですか。
そんなことはないでしょう。
その考えは、「原発は絶対に安全だ。」という安全神話とまったく同じで、最初から想定外の事態を考えないようにしているとしか思えませんが。

誰だって戦争したくありませんよ。
でも、日本のすぐ近くには、核を日本に向け、常に領土を拡張しようとしている強盗のような国がいるのです。
話し合いが通じない国があるのです。
こちらが譲歩しなければ、何も話し合いが進展しない国があるのです。

もちろん、中国のことです。
ちなみに、その中国の1945年以降の侵略の主なものだけを挙げてみますと、
1949年 ウイグル侵略
1949年 東トルキスタン占領
1950年 朝鮮戦争参戦
1951年 チベット侵略(チベット大虐殺)
1959年 インド侵略(中印戦争)アクサイチン地方を占領
1969年 珍宝島領有権問題でソ連と武力衝突
1979年 ベトナム侵略(中越戦争)
1992年 南沙諸島と西沙諸島を軍事侵略
1995年 フィリピン領ミスチーフ環礁を軍事侵略

これくらい侵略していますが、ただの一度も謝罪をしたことはありません。
ついこの前、中国の外務省の副報道官が「中国は歴史上、他国を侵略したり、他国の領土で殺人・放火をしたことはない」と言っていましたっけ。
ベトナム外相が中国のベトナム侵攻に謝罪を要求したときも、江沢民は「ベトナムはもっと未来志向にならなくてはならない」と言っていましたね。
一方で、日本には未来永劫謝罪を要求し続けることをはっきりと言っている国です。

そんな国が近くにいて、「9条を大切にしていれば、日本さえ軍隊を持たなければ戦争は起きない。」なんて考えられますか?
アメリカ押し付けの日本国憲法を破棄し、新たに憲法を制定し、自衛隊を軍隊にし、核武装し、ついでに、日米安保条約は破棄し、アメリカには日本から出ていってもらいましょうよ。
自分の国は自分で守る。
先進国として当然のことだと思いますが。

投稿: makoto | 2011年10月19日 (水) 01時06分

makoto さま
 
あなたの意見は、他人は泥棒をやっている。だから自分もやっていい、いや、やりたいと言ってるみたいですね(笑)。

ベルサイユは、過去の既得権は互いに口出しせず、これからはやめていこう、という合意があることはたしかです。

新聞各社は、それぞれ戦争報道についての検証をやっています。それらを参照してください。

その他は、これまでに言及しているので答えません。

それから、それぞれウエブを持っている方にこのページを使って問答するのは、その方に失礼ですしフェアーとも思えません。

掲示板的な使い方はお断りします。

投稿: ましま | 2011年10月19日 (水) 07時37分

ましまさん

>あなたの意見は、他人は泥棒をやっている。だから自分もやっていい、いや、やりたいと言ってるみたいですね(笑)。

ほとんどおっしゃる通りですが、ちょっと違います。
ほとんどの人は、泥棒をやっているか、されている。やらなきゃ泥棒される。だったら仕方がない。泥棒されないためにも自分も泥棒しよう。
という感じです。

詳しく書くと、
その時代は、泥棒(侵略すること、植民地にすること、併合すること)が犯罪ではなかった。
強い国が弱い国に泥棒することは悪いことではなかったし、常識であった。
むしろ、弱い国から泥棒することが先進国の証でもあった。
日本は、先進国の仲間入りをしたく、かつ、泥棒されたくなかった。
だから、泥棒する側に回った。

そんな感じです。
まあ、実際に日本が物を盗んだかどうかは、意見の割れるところですが。

>ベルサイユは、過去の既得権は互いに口出しせず、これからはやめていこう、という合意があることはたしかです。

それって、この条約が欺瞞に満ちている証拠ではありませんか。
そして問題は、「これからはやめていこう」と言いながら、ソ連や中国、アメリカのように、それ以降も侵略を繰り返す国もいましたが、ただの一人も「平和に対する罪」で裁かれていません。
裁かれたのは、日本やドイツなどの敗戦国だけ。

これでもまだ、ましまさんは「ベルサイユ条約で、侵略、戦争を仕掛けることが罪悪であると決まった。」とおっしゃいますか。
まったくそんなことはないでしょう。

その当時の価値観や世界情勢を無視して、今の価値観で過去を裁いてはいけませんよ。
いい加減、GHQの洗脳から目を覚ましたらどうですか。


>それから、それぞれウエブを持っている方にこのページを使って問答するのは、その方に失礼ですしフェアーとも思えません。掲示板的な使い方はお断りします。

別に掲示板的な使い方をしたつもりはありません。
他の方の意見に反論しようとしただけです。

>その他は、これまでに言及しているので答えません。

広田弘毅についても、おっしゃっていましたっけ。
「A級戦犯は全員戦争犯罪人だ」と。
つまり、ましまさんは、彼を「戦争犯罪人の一人」と考えていらっしゃる、ということでしたっけね。

投稿: makoto | 2011年10月20日 (木) 17時39分

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