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2011年9月12日 (月)

続・今どきの大学生

Dscf3505_2   先週日曜に見たTV番組「白熱教室」が、今週は中国・韓国をどう考えるかというテーマだったので、引き続き見ることにした。前回同様、草野厚教授がリードする慶応義塾大学の教室で収録されたものである。

 月とスッポンであるが、当方も「塾」のはしくれ、反戦塾なら気にしなければならないテーマだ。この1か月ほどは、どこを見ても手の施しようのない、うっとうしいニュースばかり。ことに「鉢呂発言」の「死の町」発言に、マスコミ・政治がハイエナのように食らいつく異様なさまだ。

 こっちのアタマが異様なDscf3509_2のかと疑いたくなるほど滅入っていたが、ネット論壇では「英語でいえばゴーストタウン、見たままを言ってどこが悪い」というという、 「正常論」が多数を占めているようだった。話が横道にそれたが、今回の教室は、塾頭が気を取り直すのに格好な番組だった。

 それは、日中・日韓関係の改善を若者の交流の深化・発展から、領土問題・経済問題の矛盾を、東アジア共同体とか北東アジア共同体に発展させるべきだ、という意見が異口同音に続発したことだ。

 最初は、ネット・右翼ばりの意見が出てくるのではないかと思って見ていたが、さすがは慶大生、次元が違う。それにしても、草野教授があらかじめレクチャーしたのでは、と疑うほどで、「日本の将来も暗くないなあ」と安堵した次第。

 当塾では、欧州共同体の起源に始まり、不十分ながらEUにまで発展する過程を記事で紹介した。一昨年の総選挙で、民主党がアジアの共同体をマニフェストで外交方針の項目として掲げ、当時の鳩山首相や岡田外相も向かうべき方向として是認した。

 当塾は、新カテゴリ「東アジア共同体」を設け、その進展を期待し続けることにした。ところが、その後何の措置もとった形跡がない。それどころか「普天間基地は国外、すくなくとも県外へ」と共に消え去り、今や見聞きすることも皆無になった。カテゴリも開店休業である。

 ヨーロッパ人の夢がEUに至るまで3世紀もかかっている。しかも、まだ完全ではなく一進一退が続いている。しかし、アジアには欧州という見本があるのだ。「今どきの大学生」の目の黒いうちに、必ずやその端緒がつかめるように祈るばかりだ。

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