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2011年9月26日 (月)

過去は泣きつづけている

過去は泣きつづけている――
たいていの日本人がきちんと振り返ってくれないので。

過去ときちんと向き合うと、未来にかかる夢が見えてくる

いつまでも過去を軽んじていると、やがて未来から軽んじられる

過去は訴えつづけている

 以上は、『文藝春秋』10年7月号に掲載された、井上ひさし「絶筆ノート」の最後の部分である。今月24日の毎日新聞「余禄」子はこれを引用し、最後を「防災教育のまことをも照らしている」としめくくった。

 絶筆ノートはこのあと、東京裁判で「お上と国民が一緒になって」戦争責任を回避した儀式だったと述べている。だから、あくまでも「戦争」が念頭にあったことは間違いない。そしてさらに続ける。

先行きがわからないときは過去をうんと勉強すれば未来は見えてくる

瑕こそ多いが、血と涙から生まれた歴史の宝石

 ひさしの筆はここで止まった。なくなったのは10年4月9日である。

 このひさしの遺言は、そのまま「反戦塾」の「趣意」として戴きたいようで身につまされる。3.11以来、塾頭はこの災害が「日本敗戦」に匹敵するような事件であることを言ってきた。

 戦争も原発事故も「過去を泣かせる」ようなことのないよう、井上ひさしに誓わなければならない。

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