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2011年8月 1日 (月)

パパは:原子力安全保安院

 TVのワイドショーを見ていたら、中部電力や四国電力のシンポジュームに保安院から「やらせ」を催促するような依頼があったと、原子力村の醜い内輪喧嘩に発展している様が映し出された。「泥棒を捕えてみたら、おまわりだった」というわけだ。

 さっそく、保安院の担当、さらに委員長まで引っぱり出され、「もしそうなら申し訳ない」と陳謝、さらし者になった。視聴者の反応は「こんな悪い奴らは許しておけない」だろう。日頃、口を(筆を?)極めて原子力村を攻撃する当塾だが、詫び言を言わされている彼らの方に立って想像した。

 今晩はきっと新橋あたりでヤケ酒だろう。いや、記者が張っていて「女がどうだ」などと記事にされるのもヤバい。そのまままっすぐのご帰還か?。手酌のすえ奥さんに当たり散らし、早々のお休みという段取りになる。子供は心配でならない。あすまた、学校でなにを言われるかわからない。先生にも冷たい目で見られそうだ。

 奥さんも子供が大事。ここを先途と一所懸命子供に訴えた。

「パパは立派なお仕事をなさっているのよ」
「電気が安く使えて停電の起きないようにするには、原子力発電所も必要でしょ。そこで事故が起きないようにっていうお仕事なの」

「原子力は安全か、などという会合があって、パパも説明に行かれたでしょ。そんなとき、ある党とか団体などから大勢人が参加して『何でも反対、反対』など言われると、議論にならなくなるわよね。だから、賛成の人も入ってチャンと議論する方がいいでしょ」

「そうなるように、ってなさったこと、それが本当の国民のためだと思ってらっしゃるのよ。私もそう思うわ。人になんて言われようと、パパを信じて心配をかけるようなことをしてはいけないのよ。わかったわね!」

 さはされど、善人と悪人をわけ、あるいは誰かを魔女に仕立て上げ、昼夜をとわず罵倒し攻撃し続けるマスメディア、これに便乗するのが役目だと思っている政治家や評論家。この方が塾頭にとってはるかにそらおそろしい。

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コメント

この事件ですが、何となく牛肉偽装事件のミートホープを連想したのです。
食べられない粗悪なクズ肉を、上手く加工して優良牛肉として販売して、社長は詐欺罪で逮捕されて裁判では悪質であるとして実刑になっているが、可哀想です。
昔の餓死者が出るような食料難を経験している身では、責める気になれない。
逆に、食べれない食品を食べれるように加工した、このミートホープは表彰モノでは無いでしょか。
今度の保安院のやった偽装工作のやらせも同じ種類ですよ。
正直に『これは粗悪なクズ肉で普通ならペットも嫌がります』とラベルに書いて誰が買いますか。
誰も買いません。
正直に原発問題を論じたら、全員が恐ろしさにふるえ上がって即座に断固反対になる。
誰も100%賛成してくれないのです。
だから偽装の『やらせ』が必要だった。

投稿: 宗純 | 2011年8月 1日 (月) 15時46分

マスコミは傲岸不遜なヨネクラやマダラメを責めないで、どうして仕事に忠実な下っ端役人を吊し上げるのでしょう。西部劇のリンチみたいに。

投稿: ましま | 2011年8月 2日 (火) 09時06分

どちらにも肩入れするつもりは一切ありませんが、確かに「何でも反対、反対」と言われてしまえば、それ以上進めなくなることは当然のことだと思います。
だからと言って、賛成してくれる人ばかりの意見しk聞きたくも無いというのでは、これもおかしいことだと思います。
日本にとって、もうこれ以上、物騒な原発なんか捨てなければならないことは当然のことかも知れませんが、しかし捨てたからと言っても、放射性廃棄物の処理や使用済み核燃料の管理等の後始末はきちんとしなければならないことを考慮すれば、こういう仕事で大人しく続けて貰えるのなら、それでお互いに痛みを分かち合ってあげれば、それで良いと思います。
最も、何でも「反対、反対」と言うのは構いませんが、福島県から避難してきた人達を、差別したり、変な騒ぎを起こして、農産物等への風評被害ばかりを問題にすることも、何とも愚かしいことでは無いでしょうか。
そういう馬鹿連中こそ、どうせなら、幾らでも福島第1原発の後片付けの仕事でもさせれば良いだけのことでは無いでしょうか。
それで幾らでも放射能を浴びて、死んでしまうだけのことなら自己責任だと割り切れば、変な愛国心があれば幾らでも出来て当然のことだと思うし、返って、地球のため日本のために遥かに喜ばしいことでは無いかとも考えられます。


投稿: asa | 2011年8月 6日 (土) 13時43分

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