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2011年5月25日 (水)

それに引きかえ……

 みのもんたの「朝ズバッ!」(TBS)という番組がある。保育園児の犠牲者ゼロという音声にひかれて、注意して見ると次のようなことだった。

 津波被害で壊滅した保育園では、月1回、津波の避難訓練をしていた。園児は遠くの高台にいそいで避難するのは困難なので、先生の運転する自家用車で避難することになっていた。地震当日、先生たちは地震発生直後、駐車場から車を引き出して子供を分乗させた。

 「避難先、小学校!」という指揮する先生の一声でスタートし、あるワゴン車には16人の園児が乗り込んだ。最初は、より近いマンションも候補にしていたが、階段が狭く駆け上がるのは困難だと感じ、そこを候補から外してあった。

 そのマンションは、結局全棟冠水し、危うく難にあうところだった。小学校へ行くコースはいくつかあるが、最短の公道は途中に5差路があり、日頃渋滞ぎみなので最悪の事を考え、やや細いが別コースを研究した。途中畑の中の農道を通ると早いこともわかり、あらかじめ農家に了承を得てあったので、そこを通った。

 この地域でも、まさか?という油断から被災した人はすくなくなかったようだ。だけど、保育園の先生方は、「想定外」だとか「千年に一度」などとはいわなかった。

 もうお判りでしょう。それに引きかえ…………!。

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コメント

3万人近く死んだのに、この宮城岩手福島三県での保育園児の死者ゼロの快挙の原因ですが、保母さんなど保育園関係者が、『自分では逃げれない』(自分の身を守れない)幼い園児の命を守る責任は、大人である自分達に有るとの考えが徹底していたかららしい。
これは普通の震災被害者とか貧困問題、果ては人質事件でもマスコミなどで良く語られる『自己責任論』とは対極に有る思考方法です。
考えさせられますね。
20キロ圏の強制避難区域以外で、チェルノブイリなら強制避難地域以上の放射能汚染地域に暮らす7万人に対する今までの自主避難(事故責任)とはエライ違いです。
目に見えず匂いも無いので普通の方法では感知できない放射能では、我々一般市民と政府、安全院、東電、原発企業、原子力学会などでは保母と園児に近い『力』の差が有る。
自己責任論の正反対の『一般市民の命を守る全責任は自分達に有る』との考えで対処して欲しいものですが、困ったことに如何も今はその様には見えないですね。

投稿: 宗純 | 2011年5月26日 (木) 08時58分

このたびの震災は本当に考えさせられることが多い。日本人であることが誇らしいと思わせる人がこの保母さんであり、福島第一原発の所長さんです。

上司の指示がないのに、菅首相にベント、やってみましょうと引き受けたり、海水注入で国会の恥ずかしい問答のもとにもなっている事務方のあたふたしたメモとは違い、自らの判断で海水を入れ、中断もしなかったようですよ。

東電の幹部と、その茶坊主どもは事故を軽視することと、責任を小さく見せることしか能がないようです。その点、政界や一部財界やマスコミ・評論家が菅の不手際をいうのですが、あの混乱、安全委員会・保安院などの迷走ぶりから見ると「よくやっている」と思えるのですがねえ。

避難する人の、その中身がよくわからない。西岡参院議長の「何がだめなのですか」の問いに「全部!」と答えた、石原慎太郎も同じような反応しかしない。

要は「坊主にくけゃ」程度のもので、二の矢がつげないことを菅は知っていますね。

投稿: ましま | 2011年5月26日 (木) 17時31分

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