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2011年4月18日 (月)

美談

  これほど日々「美談」が聞ける世の中を塾頭は経験したことがない。戦時中も「美談」はあふれていた。肉弾3勇士、軍神・広瀬中佐など勇敢な兵士の話、銃後の母や節約して飛行機献納したなどの軍国物語だ。Dscf3393_2

 しかし今回のは違う。語りがない、教えもない、ヒーロー・ヒロインもいない。あるのは、瞬発的な心と感動と連帯で、そこに「公」の姿はない。それは震災を知った人か被災した人かを問わない。このかつて体験したことのない、またこれからも体験することがないだろう現実を共有し、生き抜こうとする決意、それが「美談」として現れる。

 日本人だけではない。多くの外国人。「この困難を耐え忍び、これで利権を得ようとする不届きものなど一人もなく、団結する姿に感動した」と報道される。政治退廃への皮肉できないか、と思う心の悲しさとわびしさはいかんともしがたい。

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コメント

「3・11」は多くの悲劇が山積しています。仕事も収入も失い、肉親や友人を失い、そして帰る家も失った人々が、あらゆるストレスから一瞬でも解放される時間が取り戻せるまで、私たちは支援をしていく「義務」があるのです。これは厳しい自然環境と立ち向かってきた「人類の規範」ではないでしょうか。

投稿: ていわ | 2011年4月19日 (火) 09時15分

ていわ さま

 儒教?、仏教?、慈善を重視する一神教?、どれも違いますね。日本人特有の「美」意識ではないかと思います。それはいろいろな現れ方をする。

 茶道であったり、彫刻であったり、歌舞伎であったり、祭りであったり、また工業製品であったりします。昨日国会がありましたが、これは原発の始末とともに「醜」の対極に位置するでしょうね。

 菅さんには、歌舞伎の「見得」を期待しているがそれが上手にできない。むしろ国会の「醜」に助けられているのかもしれません。 

投稿: ましま | 2011年4月19日 (火) 10時14分

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