« 「たて」と「やり」 5 | トップページ | 情報操作の陰湿さ »

2011年3月 1日 (火)

「たて」と「やり」(総括)

 シリーズも6回目になりました。自衛隊が「たて」であっても、日本に基地を置く米軍が「やり」を持ち、「周辺事態」という、「地理的概念ではない(政府国会答弁)」ところへ、なにかの事態が起きたという理由で出かけていき、自衛隊がその「後方支援」をする、これが「たて」と「やり」論の中味です。

 あまりにも、憲法を無視したまやかしではないか……というのが、これを書いてきた動機です。「一体化」という言葉もよく使われます。いろいろなケースを考えて日米合同訓練が盛んにおこなわれていることはご存知でしょう。
【参考】「プラグ・アンド・プレー」
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_35b7.html

 訓練が悪いとは言いません。「たて」と「やり」と言う言葉で、さも憲法に沿っているように、ごまかすことが問題なのです。鳩山前首相がいうように、アメリカと対等の立場でキチッとおさえる点はおさえてあればいいのですが、その点の官僚の手抜きを黙認してきたのがこれまでの政府です。
【参考】反戦塾:改憲案
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_0ff0.html

 普天間という1基地を移転するだけで相の首が飛ぶという、異様な日米関係です。安保条約を「新ガイドライン」の線までもどして再構築することなど、今の政治では不可能と言ってもいいでしょう。

 唯一の方法は、このさき沖縄の基地闘争を全国的に展開することしかありません。そして、保守でもリベラルでも何でもいい、自らの言葉で官僚の尊敬を勝ち取り、全世界に向けた外交の実をあげることのできる指導者を選ばなければなりません。

 現状から見て、夢のような話ですが、大正から昭和のはじめにかけて、政治と軍人を含む官僚の監視を怠ったばかりに降りかかった、そう遠くない体験があります。杞憂といわれるかも知れませんが、そんな時期にさしかかっているのではないでしょうか。

|

« 「たて」と「やり」 5 | トップページ | 情報操作の陰湿さ »

安保」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/39059790

この記事へのトラックバック一覧です: 「たて」と「やり」(総括):

« 「たて」と「やり」 5 | トップページ | 情報操作の陰湿さ »