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2011年3月18日 (金)

非日常②

 当塾は前回「非日常」の題をつけ身近の写真だけを掲載した。しかし今、世に起きていることの「非日常」はとてもそんなものではない。地震・津波の地獄、放射能汚染危機、人口移動、内外の経済秩序破壊……。

 少年時代に経験した戦中にも「非日常」があった。政府は「非常時」といって忍耐を強い、国民精神の統一をはかった。国民は戦争目的のため、日常の言葉を失った、いや失わされたのだ。それとは全く違う「言葉を失った」、「言葉を選べなくなつた」現象が、今、わが身に降りかかっている。

 被災者にどんな言葉がかけられるのだろか。ありきたりの慰めの言葉、同情、激励、いずれも相手を傷つけずに発言できる自信はない。あるTV中継で、被災者が叫んでいた。「頑張れ頑張れというれど、なんにもないのに何をどう頑張れというのだ!」。

 怒り、呪い、恨みをぶつければぶつけるほど救いから遠のくのが天災だ。忘れること、忘れてならないことを、どうして人に押し付けられようか。この非日常の中で、「反戦塾」を掲げ、惰性のおもむくまま書き続けることには、どうしても困難を感じてしまう。

 だからといって閉塾するわけにはいかない。当分は、投稿が不規則であったり、日頃のパターンから外れた雑然としたよりマイナーなブログになりそうだ。「日常」に復するまで、社会の動きに対する観察眼を磨き続け、日常に復する日を待とう。その日は、意外に早く来るはずだ。

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受信: 2011年3月19日 (土) 08時30分

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