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2011年3月 7日 (月)

もう超然内閣しかない

超然内閣待望論」を書いたのは先月19日だ。その時は半分冗談だったが、前原外相辞任で、菅政権はいよいよがけっぷちに立った。もはやあとがない。話し合いかやけっぱちかは別として、解散しかないだろう。

 昨年暮れの国会が始まる頃、菅政権の継続性を維持するためには3つの条件があると考えた。まず、体を張って首相を擁護してきた仙石官房長官を守りきることであった。法律的な落ち度があったわけではない仙石を、野党の歓心を買うためいけにえにしたあの冷酷なまなざしが、すべての始まりであった。

 2番目は、小沢元代表の証人喚問(政倫審の参考人招致ではない)である。小沢は、自発的ではない強制された形での国会証言を望んでいたと想像する。この方が証言に重みもあり、執拗な国会攻勢をかわして法廷にのぞむ方がいいと思ったのではないか。 

 最後が代表選後たびたび公約してきた「挙党一致」公約の放棄である。これが、1、2の解決に失敗した先にある当然の帰結だといってもいい。党は相次ぐ会派離脱、脱党などの末期的様相を呈し続けているが、ここにきて、内閣の主柱であった前原の辞任により、舵を失った難破船同様になってしまった。

 菅内閣発足間もない頃、「血迷ったか?田中秀征」と題し、かつて「さきがけ」で同じ釜のめしを食った評論家田中秀征が、菅に首相の資質なしとした論調を非難した。民主党創設以来、何度も代表選にでてその任にもついてきた人だ。これほど資質がないとは誰が信じようか。

 中味はそれほどでもないが、題が過激だった。この点は反省してお詫びしなければならない。以上のすべては首相の資質、指導性のなさに結び付けざるを得ないからだ。次々と仲間を放逐し、党内の人材も菅から距離をおきはじめた。

 冒頭に「解散しかないだろう」と書いたが、民主党3代目の首相というのはどうも考えにくい。かりにあったとしても、衆院の現有勢力は保てない。かといって自民党が過半数を確保するめども立たない。となると、現在のような政治情勢は当分続くことになる。

 内外ともに、予算すらまともに決められないというような、悠長な政治情勢が許される時代ではない。現横路衆議院議長・前河野洋平衆議院議長が解散後無所属で立候補し、両者協力して超然内閣を提唱するような手だてはないものか。今の政党内閣制のもとでは無理だろうが、他にもっといい方法があったらぜひ教えてほしいものだ。

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コメント

こうなったら民主党は、ふりだしに戻すしかないでしょう。
というわけで、小沢さんの処分を一時停止して第3番目の首相は小沢総理ということではないでしょうか。
こういうどんでん返しのシナリオを描いてもらうと政治にが注目されるようになるのですが。今の民主党に役者がいればの話しです.......

投稿: ていわ | 2011年3月 7日 (月) 22時04分

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