« 菅首相語録の軽さ(2) | トップページ | D51が呼ぶ春 »

2011年2月 2日 (水)

菅政権に第4の敵

 当塾では、このところ2、3の例をのぞき立て続けに菅政権の頼りなさを書いてきた。間の悪いことに、中国メディアもそのような報道をし始めている。中国網(チャイナネット)は、国務院直属の中国外文局が運営するサイト、つまり当局の見方を反映していると伝えられるメディアで軽視できない。

 ただし、例によって1月28日付のシンガポール紙「聨合早報」の外電を引用する、という形になっている。「窮地に立たされる民主党と菅直人」と題したその内容は、菅政権には3人敵があるというものである。

 1人目が国民で、支持率21%という政権維持のギリギリのラインに来ており、20%を下回った首相はだいたい、自分の名誉と忠誠を守るために辞任すると観測する。そして、人々の心はますます離れ、「壊れた壁を見て、皆で崩す」つまり、人が弱っているところに乗じて攻撃するとはこのことであると表現した。

 2人目が野党で、国会審議の難航ぶりを紹介、3人目に小沢一郎をあげ次のように述べている。

 もとはと言えば、小沢一郎が菅直人と野党の板ばさみになって、にっちもさっちも行かない状態だったのが、今では事態が一変し、菅直人が板ばさみにあう羽目になった。

 国会の審議は無理やり進められ、菅内閣はなんとか維持できたが、頼りにしていた仙谷由人も、力強い支持者であった馬渕澄夫も虫の息である。孤立無援になってしまった菅直人はもっとも悲惨な敗者である。

 民主党も菅直人も窮地に立たされ、無残な姿である。彼らの「返り咲き劇」は、2010年の下半期から内部の圧力に外部の危機とまとめて攻撃を受け、もはや反撃する力も残っていないようだ。日本の政局は今も暗闇の中である。

 このように見られている政権に、どれほどの外交力が期待できるであろうか。すでに足元を見られ、中国、ロシア、アメリカから押しまくられている。虎視眈々と狙ている4人目の敵を忘れてはならないのだ。

|

« 菅首相語録の軽さ(2) | トップページ | D51が呼ぶ春 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/38712020

この記事へのトラックバック一覧です: 菅政権に第4の敵:

» 最終回『原理主義の妄想』世俗的なアメリカと宗教国家アメリカの段差 [逝きし世の面影]
今まではコメントを全文掲載していましたが話が長いし横道に逸れるしくどいし難解で、余分な書き込みが多くしかも間違っている。 今回は分かりやす様に短く要約し解説していますが、要約前の全文は『神は妄想である』 コメント集3(資料)2009年11月24日(宗教)に掲載しています。 『ネオコン共和党』 (ejnews) ネオコンは20世紀中期ニューヨークを中心にしたユダヤ系元マルキシストやトロツキーアイト等、ユダヤ系元共産主義、社会主義者が中心。だから非常に専制的でファシズムと変わらない様な思想になって... [続きを読む]

受信: 2011年2月 3日 (木) 10時58分

» 国民新党&小沢派が連携して、菅おろし発言で揺さぶりを開始。超党派の救国内閣作りの動きも。 [日本がアブナイ!]
「人気ブログ・ランキング」「ぶろぐ村・政治社会問題」の 2つのランキングに参加しています。 それぞれ、どこか1箇所のバナーを1日1回クリック して頂けると幸いです。m(__)m  菅政権は、現段階では、3月末までに予算&関連法案の成立に まだメドが立っていない状況で、政界&メディアでは「3月危機」 が訪れるのではないかという見方が広がりつつある。(@@)  しかも、ここに来て、小沢一郎氏の強制起訴に関する党の処分や 国会招致の問題で、民主党内の「小沢派vs.非... [続きを読む]

受信: 2011年2月 5日 (土) 08時10分

« 菅首相語録の軽さ(2) | トップページ | D51が呼ぶ春 »