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2011年1月17日 (月)

大学に「軍縮学科」を

 大学入試センター試験が昨日、一昨日にわたって行われた。新聞で見る出題はえらく難しい。これに解いてしまう若者には、尊敬してしまう。今日のテーマは試験のことではない。大学の専攻科目が過去に比べて高度化、細分化している。「軍縮学科」というのを作ったらどうだろうという提案だ。

 かつて、宇都宮徳馬という政治家がいた。自民党から出馬し、財界人でもあった。この人が私財をなげうって『軍縮問題』という雑誌を発行し続けたことは、ご記憶の方も多いと思う。北朝鮮に行って、今は神様となった金日成に面会し、面と向かって「世襲はだめだ」とたしなめた。そうしたら金日成は、友人の忠告として感謝したという。なぜか国力のなかった時代の方が大物政治家が多かった。

 以来、「軍縮」の大きな旗印は消えてなくなった。あったとしても、アメリカの顔色をうかがいながらのものにしか過ぎない。軍縮をとなえるならば、戦争、兵器、、科学それに外交・国際情勢の専門知識が不可欠である。日本には、政治家を含め、そういった人材が極端に少ないような気がする。

 アメリカとの共同開発や武器輸出が問題になっているが、「何でも反対」ではなく、地対艦ミサイルや、MD(ミサイル防衛)などへの知識を磨き、核兵器の将来についての展望・対処なども研究対象にする。そんな知識がないため、国会の「暴力装置」発言で、臆面もなく問責決議などが通ってしまったり、「日米同盟だけが頼り」、ということになってしまう。

 日本は昔から水雷掃海にずば抜けた能力を持っていた。地雷除去、クラスター爆弾廃棄、化学生物兵器の処理なども活躍できる分野である。それは、核関連兵器解体、核廃棄物処理にもおよばせてもいい。また、宇宙のごみ対策をはじめ、あらゆる環境対策にテクノロジーが生かされる可能性がある。

 憲法9条を持つ国として、これからの輸出産業に有望な分野になるはずである。そうしたことが、日本人の自信をとりもどせるいい機会になると思うのだが、いかがだろう。

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受信: 2011年1月17日 (月) 16時36分

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受信: 2011年1月18日 (火) 10時16分

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