« 騒がしい日曜日 | トップページ | 宗教と戦争 »

2010年11月29日 (月)

日本もなかなかやるなあ 

 前回のエントリーが「騒がしい日曜日」だったので、今回もその続きの3題話としよう。まず大相撲九州場所。魁皇は、把瑠都を下して塾頭の念願通り、日本人として白鵬に続くランキング2位を確保した。

 これだけではない。新聞予想によると来場所番付は、これまで三役9人中、日本人が2人だけだったのが5人になり、過半数を占める。なんかとかその調子を続けてほしい。といっても、レイシズム大嫌いの塾頭である。
 
 こういった楽しみ方があるのも外国人力士が大勢いてこそ。バルトや黒海など出身地をほうふつとさせるしこ名に親しんだり、中国や韓国の力士ももっと上位にきてほしいとも思う。もちろん日本人力士が頑張っていればこそである。アジア大会や真央ちゃん不振を嘆くことはない。次があるし後進も育っている。

 2題目、黄海の大軍事演習である。緊張を高める効果はたしかに上がっている。そんな中、中国が6か国による緊急会議を持ちかけてきたようだ。米韓日は、そんな雰囲気ではない、と乗らない方針だという。

 こんな時、アメリカのカーボン・コピーではなく「今後、韓国に向けた軍事攻撃(北のいう物理的打撃)を一切しない」という約束を取り付けることを条件に、開催を検討する、などの提案ができないものか。鳩山就任当時の国連演説、「世界の架け橋」にならそうなる。

 それを民主党政権に期待した方が無理だったようだか、振り上げた拳をおろせない韓国やアメリカも、そうした役を買ってもらえた方が、内心うれしいのではないか。日本は、いつまでもアメリカ・ネオコン暴力団の子分でいた方が楽だという、政財官界の宿痾からいつ抜け出すのか。

 最後が、沖縄県知事選である。仲井間現知事の当選が決まった。対立候補の伊波氏と、どっちに決まった方が普天間基地の県外移設を実現しやすいか、伊波氏を支持しつつも実はよくわからなかった。

 先ほどの話と共通するが、アメリカ・ネオコン暴力団の子分でいた方が楽だという、政財官界やマスコミの中には、依然として仲井間知事なら「辺野古の日米合意を実行しやすい」という超楽観論があるようだ。

 あるいは、持てる権力をフル動員して民意を覆そうというのか。そうすれば反基地闘争で抜き差しならなくなり、アメリカにとっても利益に反する。つまり、その考えは誰が見ても非現実的なのだ。沖縄タイムスは、社説で「政府が説得する相手は仲井真氏ではない。米国に正面から向き合うことこそが求められている」と県民の真意を訴えた。

 政府は、極秘でもいいから、辺野古案撤回に動かなければならない。そしてすぐにでも始めなければならないのは、日米同盟深化の中で、普天間移転をどうするか、両国で知恵を出しあうことにつきる。

 それをうまく取り運ぶためには、仲井間知事で、前原外相というのがいいのかなあ、という期待もある。要は、菅首相の指導力ひとつだ。今日は、楽観論3題にもなってしまった。

|

« 騒がしい日曜日 | トップページ | 宗教と戦争 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/37886990

この記事へのトラックバック一覧です: 日本もなかなかやるなあ :

» マックス・ウエーバーと 「九条原理主義」 [逝きし世の面影]
『理論としての憲法九条、情念としての9条』 国家の戦争と武装を放棄した日本国憲法九条は『戦争のある世界をありのままに認識』してるのだろうか。? 昔は多数派だった護憲派の『九条原理主義』なら『自衛隊=軍隊』なので自動的に『自衛隊の解散』となるのだが今では極く少ない少数派になっている。 多数派の『普通の世間的な護憲意識』では『戦争のある世界をありのままに認識しつつ「地上の平和」を望んでいる』のだろうか。 一般的に革新派の知識人は9条が『思想の力』であると主張しているのだが、こういうのは左派的な人が... [続きを読む]

受信: 2010年11月30日 (火) 08時54分

« 騒がしい日曜日 | トップページ | 宗教と戦争 »