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2010年11月11日 (木)

盗撮

 まあ、おとなげないというか、たしなみがないというか、これが新聞記者ではがっかりする。毎日新聞(10/11)より引用させていただく。

9日の衆院予算委員会に仙谷由人官房長官が持参した資料が撮影され、同日付の読売新聞夕刊に掲載されたことについて、仙谷氏が「盗撮」と発言した問題で、毎日新聞などが加盟する日本新聞協会在京8社写真部長会は10日、謝罪と発言の撤回を求める抗議書を仙谷氏あてに提出した。

 同写真部長会は抗議書の中で「国会の予算委員会などの写真取材は、公に認められた取材席から通常取材の範囲内でこれまでも撮影している。『盗撮』との発言は到底容認できるものではない」としている。【飯田和樹】

 「盗撮」は、日本語で「ぬすみどり」である。本人に気づかれないように、そっと見るのは「ぬすみ目」、色っぽい語感である。「暇を盗んで」というおだやかな表現もある。仙石長官の「盗撮」発言がそんなに目くじら立てることか。

 しかも、一人じゃあ言えないから仲間と連れ立って抗議をする。「柳腰」発言でもそうである。このような、うっかり発言は私もよくする。他人から言われ「あっそうか」と頭を掻いて笑い飛ばす程度のことだ。「到底容認できるものではない」とは、また大げさな、よっぽど暇なんだなあ、と思う。

 それよりも、海保職員の中国漁船衝突ビデオ流出事件の方だ。石垣島ではなく、あるはずのない神戸の方から流出したということは、映像をなんらかの方法で盗んだことには違いない。窃盗だけではなく、撮影者や編集者に無断で公開したのなら著作権の問題もある。

 この方が、立派な盗撮なのに、マスコミは秘密かどうかだけに目を向け、「見たかった」という国民の素朴な(マスコミ)声だけをクローズアップし、義挙であったかのような報道をする。「知る権利」というが、これでは、まるで国民を「でば亀」扱いにするのと同然だ。

 最近、マスコミの劣化ということをよく耳にする。「そういった手合いに国運を左右されるようでは、この国の将来が心配になってくる」というのが、是非、おおげさであってほしいものだ。

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受信: 2010年11月12日 (金) 05時07分

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受信: 2010年11月12日 (金) 10時41分

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