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2010年9月 8日 (水)

幻滅菅と小沢幻想

 私が、もし民主党のサポーターなら、もう、どちらかの名を書いて用紙を送らなければならない時期にきた。果たしてどちらの候補がいいのか。日本をより幸せにできるのか。私はこれまで3本ほど代表選についてエントリーした。

 まず、小沢が立候補したことに驚いた。しかも3月前に参院選を控えて民主党内閣のあまりにもの支持率低下に責任をとり、首相・幹事長揃って辞表を出した。そのふたりが組んで、今度はその直後に選んだ菅直人をひきずりおろそうというのである。

 理由は、参院選敗北の責任を取れというものだが、選挙準備はすでに前政権のもとで進んでいたわけで、唯一の首相の消費税発言が原因という屁理屈も、あとづけの「虚構」に過ぎない、とすでに書いた。

 そういったことから、菅代表が再選された後、民主党の体制を立て直し、政権交代の実をあげてもらいたいと思った。しかし、小沢氏と対決ということになった。それならばそれもよし、争点を明らかにして、民主党の弱点を克服するような論戦を正面から戦わせてほしいと思った。

 その結果どうなったか。これまで書いてきたことのさわりを再録してみる。

小沢氏の代表選出馬
11月の沖縄県知事選やオバマ来日をにらんで菅氏が合意凍結を宣言すれば、小沢氏にとって肝心な争点を失うことになる。これは、旧社会党系、リベラルの会や、新人にも多い基地沖縄県外移転促進派など約100人の票の行方にも関係があり、勝敗を占う重要なキーポイントになる。

 期待外れの両候補 
沖縄県民の希望を入れ、かつアメリカの信頼をつなぎとめるという大役に、親米派の前原現国交相を副総理級の外務大臣に起用するなど、思い切った施政ができれば、国民も再任支持のしがいがある。しかし、どうやらそらだのみのようだ。

 外交・安保は論点整理を
世界戦略、安保条約、普天間移転を大・中・小にわけ、具体案を示せという趣旨(内容省略)。

 結果はどうであったか。このエントリーの表題に掲げたとおりである。菅には軌道修正するそぶりはみえないし、小沢支持者の頭数は揃っても、官僚を引っ張れるだけの有力なスタッフがいない。それに、過去の小沢流政治手法の限界も気がかりだ。

 おりしも、外交で腕をふるった鈴木宗男議員の最高裁判決がでて失職・収監が決まった。直接の関係はないが、外交テクニックには秘密が必要だ。候補のどちらが勝っても、指導者には政治信条とかビジョンの透明性が必要になってくる。それが見えてこない今回は、白票(笑)を投じるしかない。

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コメント

民主党の政治は、政敵を排除する為に「仁義無き戦い」をしているように見えます。誹謗中傷とスキャンダル合戦でボロボロになる姿は、内紛で崩壊した「太平天国」のようにも見えるのですが。

投稿: ていわ | 2010年9月 9日 (木) 13時07分

 太平天国とは、また意外なところから類例を持ってこられましたね。
 私は、日本史→中国史→西欧史の順で関心を持ちましたが、やはり中国5000年の歴史に一番多くの教訓が残されているように思います。
 別の意味で、ペルシャ・メソポタミアの文化に世界はもっと敬意を持つ必要があります。
 コーランの焚書などを考える野蛮人が世界一の国に蟠踞しているというのは、現代の悲劇としかいえませんね。

投稿: ましま | 2010年9月 9日 (木) 20時06分

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