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2010年9月 9日 (木)

「戦中・戦後」断片⑥

戦時替歌編

♪夕焼け小焼けで日が暮れない
 山のお寺の鐘ならない
 戦争なかなか終わらない
 カラスもお家へ帰れない
(お寺の鐘や学校の二宮金次郎銅像など、資源供出で消えてしまった)

♪負けてくるぞと勇ましく
 誓って国を出たからは
 手柄なんぞは知るものか
 退却ラッパ聞くたびに
 どんどん逃げ出す勇ましさ
(露営の歌=勝ってくるぞと勇ましく、替歌)

♪昨日生まれたブタの子が
 八チに刺されて名誉の戦死
 ブタの遺骨はいつ帰る
 昨日の夜の朝帰る
 ブタの母ちゃん悲しかろ
(湖畔の宿替歌)

 ♪昨日生まれたタコの子が
 タマにあたって名誉の戦死
 タコの遺骨はいつ帰る
 骨がないから帰れない
 タコの母ちゃん悲しかろ
(上に同じ、大阪版)

♪何時まで続くこの戦
 三年半年食糧なく
 餓死続出のわが国民
(討匪行替歌)

♪海にカバ ミミズク馬鹿ね
 山ゆかば 草むすかばね…
(海行かば替歌)

以上、笠木透『昨日生まれたブタの子が』あけび書房、CDブックス。
1995/6/26毎日新聞夕刊所載

関連参考記事
「戦時不穏歌謡」
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-7da2.html

「昭和18年編」
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-6218.html

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