« アフガン苦戦のツケは日本へ | トップページ | 静かにしているのは、菅? »

2010年8月 4日 (水)

暑苦しい夏

 2人の泣き叫ぶ幼児を置き去りにした母が家に帰らず、自然死させた。100歳を越す親の死を隠し生存をよそう子が年金を詐取する。息をするのが苦しくなるような味気なく暑苦しい夏だ。もちろん、政治の先行きが見えないことも暑苦しくしている。

 TVも新聞も週刊誌も、「選んだばかりの首相の資質がどう、候補がないのに次の首相がどう」などと政治不安をあおって飯の種にしている。そんなとき、ふと戦中・戦後の流行歌を思い出した。映画「愛染かつら」の主題歌が圧倒的にヒットした。そのひとつ西条八十作詞の「悲しき子守歌」である。

(一)
可愛いおまえが あればこそ
つらい浮世も なんのその
世間の口も なんのその
母は楽しく 生きるのよ

(二)
可愛いお目目よ 丸い手よ
見れば撫でれば 悲しみも
忘れていつか 夢の国
母は涙で 笑うのよ

(三)
つらい運命(さだめ)の 親子でも
吾が子は吾が子 母は母
神様だけが 知っている
たまに逢う日の 子守唄

 聖戦逼迫の戦中より、ラジオ歌謡開放の戦後の方がはやった。夏は暑かったが、クーラーはなくカボチャやトウモロコシが出回つて空きっ腹を満たし、夕立がすがすがしかった。肉親殺しなどもつい聞くことがなかった。戦争のあった頃の方が今よりいい?……。

 いやいや、国の権威をかさに人を芋虫のように殺して誇る、そんな時代は2度と来て欲しくない。

|

« アフガン苦戦のツケは日本へ | トップページ | 静かにしているのは、菅? »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/36025215

この記事へのトラックバック一覧です: 暑苦しい夏:

» 奥秩父三次遭難の悲劇と千葉法務大臣の悲劇 [逝きし世の面影]
7月24日午後埼玉県秩父市大滝の奥秩父山系笠取山(1953メートル)ブドウ沢で、東京都の山岳会「沢ネットワーク」の8人パーティーが沢登り中に1名が滝つぼに転落死亡。 翌7月25日午前8時半に下山した山岳パーティーメンバーが携帯電話で警察に救助要請を行い、埼玉県防災航空センターから防災ヘリ『あらかわ1』(乗員7名)は同9時40分離陸し救助に向かったが、11時吊り上げの為ホバリング中に墜落し乗員5名が死亡。 気象庁によるとヘリが墜落する前の遭難事故当時の24日は午前10時40分ごろ、秩父地方に大雨、洪... [続きを読む]

受信: 2010年8月 5日 (木) 08時30分

« アフガン苦戦のツケは日本へ | トップページ | 静かにしているのは、菅? »