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2010年7月19日 (月)

『孫子』の教訓

 「しんぶん赤旗」(10/7/6)が伝える。

“犠牲増避けがたい”
駐留米軍司令官 アフガン重大局面

 【ワシントン=西村央】アフガニスタン駐留米軍の司令官となったペトレアス氏は、4日、アフガニスタンの首都カブールで、「数年間に及ぶ戦争の結果、重大な局面を迎えている」と述べ、アフガン戦争が9年目に入っている今、その戦況は厳しいものになっていると強調しました。

 ペトレアス氏の表明は、米軍司令官と兼任することになる国際治安支援部隊(ISAF)司令官の就任式で述べたもの。同氏は「アフガニスタンで簡単に片付くことは何一つない」として、国際テロ組織アルカイダの脅威が依然残っていることを例示。テロ組織がアフガンで再び聖域を築くことを押さえ込まなければならないと述べました。

 アフガニスタンでの米軍とISAFに参加している多国籍軍の戦死者は、この6月に100人台となり、1カ月間の死者は2001年10月の米軍の攻撃開始以来、最も多くなっています。

 今日の毎日新聞(7/19)では、

 オバマ米政権の米軍増派に伴い、アフガン全土で戦闘が激化。同国の人権団体によると、6月に戦闘に巻き込まれて死んだ民間人は212人、今年上半期の民間人死者は計1074人となり、ともにタリバン政権が崩壊した01年以降、最悪を更新した。6月の外国人兵士の死者も、AP通信は過去最悪の103人と報じた。(解説)

 【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタンで18日、北大西洋条約機構(NATO)軍を標的にした自爆攻撃や刑務所を狙った爆破事件が相次いだ。内務省によると、カブールでNATO軍の車列近くでバイクに乗った男が自爆し、通行中の市民2人が死亡、6人が負傷した。

 一方、西部ファラ州の刑務所内で爆発が発生。タリバンのメンバー86人が服役中で、うち11人が脱走、囚人と治安要員の計2人が死亡した。刑務所内にあらかじめ爆弾が持ち込まれていたという。

 そこで、オバマ大統領も愛読する中国古代の兵法『孫子』から教訓を。(岩波文庫より)

作戦篇第二

故兵貴勝、不貴久、故知兵之将、
生民之司命、国家安危之主也

 故に兵は勝つことを貴ぶ。久しきを貴ばず。故に兵を知るの将は、民の司命、国家安危の主なり。

 以上のようなわけで、戦争は勝利を第一とするが、長びくのはよくない。以上のようなわけで、戦争の[利害]をわきまえた将軍は、人民の生死の運命を握るものであり、国家の安危を決する主宰者である。

 勝つことだけしか頭にない司令官に「言うも愚かなり」か。(塾頭)

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