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2010年7月 7日 (水)

ロシア極東大演習と沖縄

 (抑止力を)「学べば学ぶにつけ」と言って公約を撤回、赤恥をさらした鳩山さんは総理大臣をやめた。しかし彼の功績として、国民に日米同盟や安全保障、沖縄の基地問題などについての関心を高め、議論を深めるきっかけを作った、などのことが盛んに言われている。

 果たしてそうだろうか、ロシアが択捉島や日本海をはじめ、極東地域で本格的な大演習を行ったことについて日本のマスコミはほとんどとりあげていない。いずれも、6日までにロシア国防省が発表した「ボストーク2010の一環として択捉島で実施。兵士約1500人のほか、計200の軍用、特殊車両などが投入された」ということと、岡田外相がおこなった抗議に対し、同国外交筋が「ロシアはどこであれ、ふさわしいと思う場所で軍事演習をする権利がある」と表明したという程度に止まる。

 読売は「日本の領土要求をけん制する狙い」などと、やや的はずれと思われる推定を乗せたが、その他各紙でも極東の安全という面から考察した記事を見ることができない。その点は、ロシアとの国境紛争で実戦を交え、核戦争すら覚悟したことのある中国の分析は参考になる。以下は「人民網日本語版」(チャイナーネット、2010/7/6)に掲載されたものある。

http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2010-07/06/content_20432398.htm

「アジア太平洋地域におけるロシアの働きを増強しなければならない。ロシアはこの地域でかなり安定した地位を得ているが、われわれがさらに積極的に行動することを地域も期待している」----。ロシアのメドベージェフ大統領は2日、ハバロフスクで開かれた極東社会経済発展会議で、ロシアのアジア太平洋「出撃」に「総動員」をかけた。

ロシア海軍3艦隊、日本海入り軍事演習に参加

事実、アジア太平洋での主導力の強化というロシアの構想は、経済面で形になっているだけでなく、軍事的な動きも鮮明にしている。現在実施中の軍事演習「ボストーク(東)2010」は、東アジアにおける地位を強調するための軍事力の誇示と見られている。ロシアのこの戦略的野心は、ロシア海軍の精鋭が演習に参加していることから一層明らかだ。演習の前に、3隻の旗艦全てに遠距離航海をさせたのが、将兵の戦争準備水準を高めるためのロシア海軍の極端な方法であることは明らかだ。しかもロシア海軍は、3隻の軍艦の遠距離航海中に、実戦に近い訓練を数えきれないほど行ってきた。

■海軍の精鋭が総出動

ロシアメディアによると、「ボストーク2010」にはシベリア軍管区と極東軍管区の全ての陸軍常備部隊、空軍長距離航空兵、前線航空兵部隊、および海軍の3大主力艦隊が参加。6月30日にはミサイル巡洋艦「ワリャーグ」、大型原子力ミサイル巡洋艦「ピョートル大帝」、ミサイ巡洋艦「モスクワ」が一斉に日本海に入り、演習を行った。

海兵隊の協力の下、3大軍艦は水雷演習、対潜水艦演習などの通常訓練に加え、火砲発射、強行上陸を含む実戦的な演習も行った。3大艦隊の旗艦が日本海に集結したこと自体、ロシア海軍にとって過去20年来で最大規模の海上演習を意味する。ロシアが今回、日本海で大々的に軍事力を誇示することで、「東アジアにおけるロシアの地位を軽視するな」とのメッセージを伝えようとしていることは明らかだ。演習中、ロシアは太平洋艦隊の大型揚陸艦、大型対潜水艦など主力艦を含む軍艦や保障船30隻余り、および太平洋艦隊海兵隊、航空兵の戦闘機やヘリコプター20機余りを動員した。

■背後の深い意味

ロシアのラブロフ外相は2日、「アジア太平洋地域の安全保障情勢は楽観を許さない。朝鮮核問題、領土紛争、テロは、いずれもロシアの安保上の利益にとって脅威だ」と表明した。今回の態度表明は、ロシアの戦略布陣においてアジア太平洋地域の比重が高まっていることをはっきりと示している。

 さあ、「抑止力」を講義した鳩山さんの諸先生方、どうします。ロシアは海兵隊を含めての上陸演習です。辺野古かV字型か、そんなちゃちい話ではありません。移転先はやっぱり北海道を含めた県外でしょう。いっそうのこと日米合意は撤回して、白紙にかえした方がいいのでは?。

 そうしておいて、普天間飛行場の離着陸を大幅にカットし、時間をかけてでも日本の安全のあり方をじっくり考えましょうよ。一方岡田外相は、中国・ロシア抗議専門担当大臣ではなく、クリントンさんの半分でいいから善隣話し合い外交に精出していただきたいものですね。 

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コメント

公約《マニフェスト》も大事ですが、思想・実績も大事だと思います。

たとえば、
A党 外国人参政権推進 夫婦別姓推進
B党 外国人参政権反対 夫婦別姓反対

現在政権与党についてる党は外国人参政権を推進しておきながら、昨年の衆院選のマニフェストでは隠していた(政策集2009では明記)ので注意が必要です。

各政党・候補者の思想・実績は
選挙前.com http://senkyomae.com/
国民が知らない反日の実態
http://www35.atwiki.jp/kolia/
などをご覧ください。

投稿: 本当の争点は外国人参政権だ | 2010年7月 7日 (水) 17時18分

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