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2010年7月24日 (土)

戦中戦後の中学生

 2010_07240024 入学すると、まず軍隊的習慣を仕込まれる。教員室に入るとき、入口で用件・目的を大声で申告する。「よおし!」の許可がないと入れない。「声が小さい」とか用語が世間風だと、「もとィ」といってやり直しさせられる。必ず一発では通らなく、新入生には鬼門だった。「僕」と言ったら「自分といえ」と叱られた。

 2010_07240025 教練は、当初木銃(本物は銃の先に小剣を装着する)で人を突き刺す訓練をする。指導者は下士官クラスの在郷軍人教官だ。手榴弾の投擲や匍匐前進(腹這いのような姿勢で前進する)訓練もする。銃は、三八式歩兵銃や村田銃。それに1、2挺の機関銃があった。高学年用だ。ただし、手入れと担いで行進するところしか見たことがない。

2010_07240027  低学年の勤労動員は農家の手伝いが主。昼飯に振る舞われる純白(外米や麦など混じっていない)の大きなおにぎりが唯一の楽しみ。

 上級生に町で会うと敬礼する。絵のような「停止敬礼」でなくてもいいが、見逃して挨拶しなかったらあとで鉄拳制裁が待っている。「生意気だ」などとにらまれたら最後で集団暴行を受ける。巻脚絆(ゲートル)は教練の時使うので低学年は毎日着用していた。足駄履きはこの地方独特の風俗。

2010_07240026  進駐軍、最初は鬼のように見えたが、日本の将校のように威張っていないのでやがてうち解けた。中には、乞われて遊郭へ道案内し、チョコレートせしめた学友もいる。簡単な英単や英会話集が飛ぶように売れた。おそらく買わなかった奴はいないだろう。米兵は、甘いにおい(たばこラッキーストライクのにおいか)がし、尻がやたらに大きく見えた。(イラストは同級生・故石川雄二画伯の同期会資料より)

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