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2010年6月24日 (木)

ここまで変われる「大転換」

 「《新政権で何が変わるか何を変えるか》大転換」という題で、雑誌『世界』が臨時増刊号を発行したのは去年12月1日付である。それから半年余りでこうも変わってしまった。その「こうも」は、末尾の小塾記事でたしかめてもらいたい。

 以下、引用するインタビュー記事の中味は誰あろう、北澤俊美防衛大臣である。

 国連を中心とした活動の中で、ややもすればアメリカだけが先走るという現象が非常に多く見られるのは、アメリカ自身が、実は何を引き起こしているのかあまり自覚していないのではないかと思うのです。
 「世界の警察官」と言いましたが、一刻も早く紛争を治めるのは自分たちの責任だという自覚は理解できます。その行為が逆に世界の不安を煽っているという自覚を促す役割を、日本はしなければいけない。

 おお、立派!。アメリカのいいなりどころか、お説教のひとつもしようという心意気。日本人も誇りを持てるようになったものです。

 辺野古へも行きましたが、ここはすばらしい、美しい海で、紛れもない日本の財産です。果たしてこれを埋め立てて基地に提供していいものでしょうか。

 沖縄県民は感激しました。やっとわかってくれる人に防衛大臣をやってもらえる時代が来たのだ!。

 シビリアン・コントロールについては神経質すぎるほど神経質に考えるべきであるから、このたびの中央組織改編についてはいったん立ち止まってもらいたい。
 ただ、私もびっくりしたのは、制服の先輩も現職の幹部も、田母神問題については大変な危機感と批判を持っていることです。彼の行ないは、長い間自衛隊が屈辱の中でここまで育ってきたのに、それを一瞬にしてうち砕くようなものだった、と言っていました。こうしたバランス感覚、常識のようなものをぜひ大切にしていきたいと考えています。

 ハハーン、なるほど。結局、「バランス感覚、常識のようなもの」にやられてしまったわけですね。

追記 菅直人氏、過去の発言(共産党のチラシによる)

01年7月 「(沖縄の米軍基地は)すべての基地をなくす…、まずは相当部分を占める海兵隊は即座に米国内にもらっていい。民主党が政権をとれば、しっかりと米国に提示することを約束する」(那覇市での演説)

03年7月 「米海兵隊は沖縄に必ずしも存在しなくても、日本の安全に大きな支障はない」「国内移転よりハワイなど米国領内への移転が考えやすいはずだ」

06年6月 「海兵隊は(日本を)守る部隊ではありません。地球の裏側まで飛んでいって、攻める部隊なのです」「沖縄に海兵隊がいるかいないかは、日本にとっての抑止力とあまり関係のないことなのです」(講演『マスコミ市民』7月号より)

参考エントリー

鳩山変節の裏側
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-e4f8-1.html
吹き飛ばない閉塞感
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-0a5c.html
気になる「深化」の意味
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-9af3.html
谷垣に劣る菅・安保感
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-c149.html

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» 沖縄慰霊の日 [狸便乱亭ノート]
週刊朝日創刊50周年記念朝日新聞でみる世相50年(朝日新聞社1972)  1945年6月10日空襲による爆撃を身をもって体験した。しかし、何分65年もムカシの記憶であり、記憶違いや、明らかな誤りもないとは言えない。赦されよ。町史には、次の様な記述がある。 「昭和20年6月10日、B29、250キロ爆弾投下による被爆状況。T海軍航空隊即ち予科練は、7、8割の施設が灰じんとなり、281名の尊き少年航空兵を失った。その他負傷者115名(病院収容後26名死亡)。当日は日曜日であったので、多くの父... [続きを読む]

受信: 2010年6月24日 (木) 21時34分

» オバマ大統領、アフガニスタン駐留米軍マクリスタル司令官を解任 [逝きし世の面影]
『文民統制の意味』 イラクからの15ヶ月以内の米軍撤退を公約に掲げて当選したオバマ大統領は、アフガンでは正反対に米軍を増派し兵力を倍増させたが6月23日、これ以上の米軍増派を拒むオバマ政権の対テロ戦争の方針を批判したスタンリー・マクリスタル司令官をホワイトハウスに召喚し発言事実を確認した後、即座にアフガニスタン駐留米軍司令官を更迭した。 マクリスタ陸軍大将は一年前の6月に対テロ戦争で拷問・虐待に直接絡む特殊部隊の専門家としての経歴を買われてアフガン駐留米軍司令官としてゲーツ国防長官の推薦で就任し... [続きを読む]

受信: 2010年6月25日 (金) 09時29分

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