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2010年5月25日 (火)

教訓を守れぬ首相

(教訓)

鳩山由紀夫内閣総理大臣 殿

○改めて益(やく)なき事は、改めぬをよしとするなり。

        『徒然草』第百二十七段 吉田兼好

○探検家は、まず第一に、やるかやらないかという決心をする前に調査するよりも、やるという決心をしてから調査をします。決心をしてから後にやる調査というのは、いかに失敗のリスクを減らすかということに専心することになるわけです。

        『石橋を叩けば渡れない』西堀栄三郎
                     (南極越冬隊長)

○「政治家の行動については『善からは善だけが生まれる』というのは正しくなく、その反対に『善からは悪が生まれる』ことが多い……これを知らない人は政治の世界では幼児のようなものです」

        ドイツの社会学者 マックスウェーバー 
                 (by毎日新聞5/25余録)

○しき島の日本(やまと)の国は言霊
   (ことだま)のさきはふ国ぞまさきくありこそ

        『万葉集』       柿本人麻呂
              (解釈は「言霊のさきはふ国」)
*注
 鳩山首相は、23日の沖縄訪問で次のように言いました。

私自身の言葉、できる限り県外だということ、この言葉を守れなかったということ、その結論に至るまで、その過程の中で、県内の皆さま方に大変混乱を招いてしまいたしたことに対して、心からおわびを申し上げたいと思っております。

 昨年7月に言った言葉は「できるだけ県外」ではなく、「最低でも県外」です。ふたつの日本語は明らかに意味が違います。「できるだけ」なら「できなければ県内」でもいいわけで、「最低でも」なら県内をきっぱり否定し、国外を目ざすという意味です。

 マスコミはこの違いに触れません。「できるだけ県民の負担軽減を」などと「最低でも」から「できるだけ」に、巧妙にスリ変えてしまいました。首相は、また美しい日本語の「霊(ことだま)」を冒涜し、悔いることを知りません。

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