« 継体天皇 | トップページ | ギリシャ »

2010年4月23日 (金)

首相有罪、執行猶予2か月

 首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた元公設第1秘書勝場啓二被告の判決が22日、東京地裁であり裁判長は「政治活動の公明に対する国民の信頼を著しく損ねた」として、禁固2年、執行猶予3年を言い渡した。

 鳩山首相は、「東アジア共同体」とか、日米安保体制の見直し再構築など、歴代首相の中では、一番当塾の主張に近い。しかし、これほど言葉の軽い首相もまた珍しい。その多くは、これまでできるだけ善意に解釈してきた。

 記者を前にした発言と違って、自ら文章化した言葉は繕いようがない。秘書の犯罪も判決があるまでは「推定無罪」であり、判決に影響を与えるやうな行動には慎重でなくてはならなかった。こころが下に示すように有力な物証がある。そこで塾頭の下した判決は、秘書の有罪確定なら首相も有罪。執行猶予2か月とする。

 執行猶予の情状は、野党の党首とか1閣僚とは違う、すくなくとも一国の総理である。普天間問題も5月中に決着をつけなければならないし、国民生活への影響もなしとはしない。そして2か月たったら党代表を辞任し、あとは党員投票に結果をゆだねて参院選に臨んでもらいたい。

 その際、小沢幹事長の去就も当然問題になるだろう。塾頭はもともとこれらの「政治とカネ」の問題は、かつてのリクルート事件や佐川急便問題などと違って国政をゆるがすような問題だとは思っていない。また1年で首相をくるくる変えるのは国際的にもはずかしいことだし、国民にとっても損失となる。

 説明責任を果たしていないというなら、政治家の責任として国会でチャンとすればいいのだ。そしてプライバシーなどの答えたくない問題には「答えられない」でいい。要は、政治家にとって一番大事なことは、国民へのアクセスと信頼のよすがとなる「ことば」であるということである。首相は見える形で自らを罰し、言葉の「ケリ」をつけなくてはならない。

はあとめーる(鳩山由紀夫メールマガジン)(2003年7月23日)

 私は政治家と秘書は同罪と考えます。政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば「あれは秘書のやったこと」と嘯いて、自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです。政治家は基本的に金銭に関わる部分は秘書に任せており(そうでない政治家もいるようですが)、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです。

鳩山内閣メールマガジン第28号(2010年4月22日)

 私の元秘書に対する裁判の判決が出されました。大変残念なことであり、責任を感じております。私としては、身を粉にして国民のみなさまのために働かせていただき、政権交代により大きく政治を変えてほしいとの期待に応えることで、責任を果たしていきたいと思います。

|

« 継体天皇 | トップページ | ギリシャ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/34348693

この記事へのトラックバック一覧です: 首相有罪、執行猶予2か月:

» グズグズするなよ!民主党。 [ちょっと一言]
 新党結成はこれで一段落なのだろうか? 舛添要一は「桝添新党」と大見得を切っていたのだが、「改革クラブ」に移籍した上で看板を掛け替えて新党に [続きを読む]

受信: 2010年4月23日 (金) 16時45分

« 継体天皇 | トップページ | ギリシャ »