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2010年3月31日 (水)

軍人の属性

 ここでいう「軍人」には「兵士」は入りません。指揮命令権のある将校以上と、文人であっても防衛関係官僚や右派政治家を含みます。日本には軍人がいない建前ですが、自衛隊も外国の軍隊と属性は同じです。「属性」ですからすべてそうだとはいいません。立派な考え(ということは「立派でない」悪口を言おうとしている(^^))を持つ人が大勢いることも知っています。

①兵士=家族や愛するひとのために戦う(命を捧げる)。軍人=国家のために戦う。
⇒もともと軍隊とは国家と国家の戦いのためのもので、冷戦終結以降相手にする国家がなくなったアメリカは困っています。ブッシュは「ならずもの国家」とか「テロ支援国家」というのを作ることで対処を試み、オバマはイランとタリバンに的をしぼったがそれでもまだおかしい。ハイテク兵器を使ってゲリラや自爆テロが戦う愚かな戦争が、際限なく続いています。

②国を守るためには予算や人は多い程よく、その獲得のために手段を選ばない。
③敵に勝つためには、カネに糸目をつけずたえず最新の兵器を持つことが必要だ。
④予算獲得で他の兵種(陸軍と海軍といった)に差を付けられることを極端に嫌う(日本でも戦前を含め増減率が固定される傾向)。

⇒世界の軍事費の半分を使うアメリカは、経済危機を乗り切るためすこしでも軍事費を切りつめたいところです。しかし削る分は最大限同盟国に肩代わりさせ、大幅カットを避けようとしています。米軍の規模縮小は、自動車産業同様、直ちに企業存続・失業増大に関わる、アメリカの体質の一部になっている感があります。 

⑤予算獲得のため、仮想敵国を設け常にその脅威を強調しておく。
⑥軍事機密という隠れ蓑を特権的に使いたがる。
⑦命がけで戦う義務があることを理由に、一般国民と違う特殊な権利や威光を欲しがる。
⑧武器を持つと実際に使って見たくなる(元軍人の証言)。

⇒軍事費1%枠というしばりのある日本はアメリカほどでなくても、軍人の属性には変わりありません。ただ、脅威強調は、アメリカの「テロとの戦い」と日本の「中国・北朝鮮」で、重点の置き方が明らかに一致を欠いています。合同訓練を行う同盟国だから、お互いの利益のために適当に口裏を合わせているというのが実態でしょう。

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