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2010年1月26日 (火)

小沢対決・週刊誌が面白い

 前にも書いたが、私は週刊誌なるものをめったに買わない。特に雑誌系週刊誌、本屋に悪いがまず立ち読みで用が済む。一瞥しただけで大体中味の想像はつくし、資料として役立つ内容もほとんどない。ところが今回、『サンデー毎日』を買ってしまった。

 その理由は、先頃掲げたエントリー「反小沢キャンペーンの質」や「取材先疑念に狼狽する新聞」に関連しそうな見出しが多く並んでいたからである。私は、小沢民主党幹事長の政治資金をめぐり、検察当局が国会が始まる直前に強制捜査や議員を含む関係者を逮捕し、それに歩調を合わせるようにマスコミ、ことに新聞の論調が小沢(民主党)バッシングに一転したことに疑念を持った。

 そして「この所の急激な小沢バッシング(読者にはそう見える)について、検察リークや関係者ソースだけでなく、読者に納得のいく説明責任が新聞社にも必要なのではないか」という結論も書いた。『サンデー毎日』を買ったのはそこに何かのヒントが見いだせないかという期待もあったからである。

 結論からいうと、新聞ほど反小沢一辺倒でなく、正義の味方=検察、には多くの疑問を投げかけていること、しかし正面から新聞を批判するようなものはない(当たり前だけどね--(^^))ことである。以下そのさわりをアトランダムに紹介しよう。

 昨年春、衆議院選を前に特捜部が小沢サンの秘書を逮捕した時には「国策捜査だ!」「検察ファッショだ!」と特捜部批判も多かったが……娑婆の気分は微妙に変わっている。世論も強制捜査を支持した。

(世論というけど、元日に4億円事件を石川知裕議員の供述をスクープした読売新聞が、強制捜査・逮捕と続くニュースのさなかに手際よく行ったアンケートではねえ)

 今回も、検事が意図的に流したものもたくさんあるだろう。地検は「やらなければ、こちらが小沢にやられる」と思っているからだ。
 しかし、信憑性がなければ記者は書きはしない。小沢サンは、脅そうとして「正義の番人」を自負するメディアを敵に回した。

(俗受けしそうだけど、これが本当なら世はまさに江戸時代以下、検察も新聞もその程度ですかねえ--(>_<)。以上の2件とも同誌「牧太郎の青い空白い雲」引用。牧太郎氏は、かつて同誌の編集長もつとめた辣腕記者で、現・毎日新聞専門編集委員)

 冒頭の特集記事では、「民主党が特定した検察リークの“ネタ元”」とのサブタイトルで、民主党の調査で常習犯に名指しされたのは、特捜部の経験者で某最高検幹部だと特定。マスコミとの付き合いがよい半面、情報管理が緩いという評判で、酒席で「女性記者を呼べ」などセクハラまがいの言動まである、とまで書いている。

 そのほか、「きまぐれの日々」でも取り上げられている小沢一郎が尊敬する同郷の先輩・原敬が闘った軍部と検察、その代表的人物山県有朋と平沼騏一郎などに触れた「佐高信の政経外科」。司法試験受験の経験がある小沢の「法意識」「法治主義」に対する自信を述べた、塩田潮の「新・民主党政権の研究」など見応えのある記事が山積だ。¥350は高くなかった。 
 

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コメント

啓 小生は「週間朝日」で、同様な記事を350円支出せず、某所の待合室で読みました。
ここにも、「大山鳴動鼠一匹か『小沢一郎VS検察+マスコミ』」と同じような記事がありました。ここでは小沢氏を「悪徳政治家」とは書いてなかったようです。
歯医者待合室の「週刊文春」とは視点が明らかに正反対だったように読みました。

投稿: tani | 2010年1月29日 (金) 12時07分

昔のムネオ疑惑報道の時と今回は大きく様子が違う。当時はムネオを庇う週刊誌は一誌存在していないのです。
ところが今回はネットではどちらかと言うと検察やメディア批判の方が多いくらいだし、週刊誌も新潮や文春など産経に近い記事もあるが新聞社系の週刊誌が新聞とは大きく違う報道姿勢を見せている。
連日小沢疑惑の報道を続けている新聞にも東京新聞のコラム『私説・論説室から』2010年1月18日 の『小沢疑惑報道』の読み方 では明確に警察リークを批判しているし、毎日新聞のコラム鳥越俊太郎 ニュースの匠2010年1月25日 の『疑いないことを疑う』 などは紙面の論評や社説と正反対の検察批判と報道の偏りを指摘して新聞批判を行っている。
少し前のビンラディン偽モンタージュ写真では最初はスポーツ紙や地方紙が報道しその後毎日新聞も追従して報道している。同じアメリカのオマヌケ報道でも、去年のアポロ11号偽月の石報道では、オランダ国内だけで報道されとうとう最後まで日本国内では一紙も報道しなかった事を思えば隔世の感があります。
新聞報道が何時の間にか政変による影響で、記者クラブの暗黙の自己規制が緩和され改善されているのだろうか。?
そうであれば、これ以上に喜ばしい事は無いのだが。これから如何進展するか。?新聞から目が離せません。


投稿: 逝きし世の面影 | 2010年1月29日 (金) 15時35分

tani 兄
 週刊誌といえば発行部数の一番多いのが女性週刊誌。多分政治記事は多くないと思いますが、待合室や本屋の立ち読みするのはチョット勇気がいります。

 選挙を左右するのは女性票によることが多いようですから小沢サンを悪人仕立てにするのには、美容院においてある女性週刊誌が一番でしょうね。

投稿: ましま | 2010年1月29日 (金) 17時31分

逝きし世の面影 さま
 この現象はどうやら記者クラブの権益と新聞社記者の能力劣化に関係ありそうですね。昔、新聞系週刊誌の編集長は社会部で辣腕を振るった、そしてすこしアウトロー的な記者上がりが多かった。

 今はどうか知りませんが、編集長は本紙出身者でも取材記者は本紙のエリートではなく、結構しごかれて苦労を経験しているベテランが請け負っているような気がします。

 記事の中味はともかく、記者魂では週刊誌の方が上かも知れませんね。本紙の方も鬼デスクなどいなくなったのではないですか。

投稿: ましま | 2010年1月29日 (金) 17時49分

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» マスコミは、ただいま土砂降りの雨のなかw [雑感]
 あいも変わらずヨタを飛ばし続けるマスコミも最近では手の打ちようが無くなったようで、リーク情報を元に書いた推測記事に自身で酔っているようである。 上杉隆が、石川知裕議員逮捕時の模様やリークの現状を語っている。 http://bit.ly/7bT0aJ 編集委員・小林隆太郎に至っては 願望記事 とも取れる記事を書き始めたw 今日配信された小林隆太郎の記事に書かれた「沛然」という言葉を用いた記事を読み、「とうとうここまで落ちたか」という感覚さえ覚えてしまった。 彼の記事にはこうある > 民主党の小沢一郎... [続きを読む]

受信: 2010年1月27日 (水) 17時46分

» 【犬察ファッショ】民主主義を愚弄する反動勢力は「仕分け」必至だ!【翼賛マスゴミ】 [ステイメンの雑記帖 ]
まず、問いただすべき事がある。それは、 無条件に「東狂痴犬特騒部」=「正義」なのかと!  歴代宦官ジミン政権の無能無策ぶりに加え、世界的な不況の悪影響から未だ日本経済が脱しきれない中、昨年1年間の自殺者数が12年連続で3万人を越えるとの暫定結果が警察庁から発表された。  そうした日本社会の荒廃ぶりを尻目に、利権談合集団である翼賛マスゴミは、 東狂痴犬特騒部の走狗として日夜鳩山政権及び小沢幹事長に対するネガキャンに勤しんでいる。  その中で特筆すべきは、やはり総選挙直後に「でも、民主党さんの思うとおり... [続きを読む]

受信: 2010年1月27日 (水) 21時34分

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受信: 2010年1月29日 (金) 11時57分

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