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2009年12月16日 (水)

こども/小学生/戦争

2009_12120002  当塾で検索が非常に多い「戦争 子供 こども 小学生 本」をキーワードとするページを組んでみました。以前のエントリーページ、小学生の検索1位「戦争」、子供のための戦争の本、などの組み直し再録です。

 なお、各地の図書館では右の写真のような「特設コーナー」を設けているところも多いので、是非見に行ってください。(写真は千葉県市川市立中央図書館)

 2014年8月現在でぜひおすすめしたいのが、現状から見てタイムリーとみられるマガジンハウス社刊の「戦争のつくりかた」です。9月初旬に同社から改訂版がでます。

①「日本児童文学者協会」には「新しい戦争児童文学委員会」があって、さまざまな角度から、小学生・子供向けの戦争に関連する作品をとりまとめています。

 「おはなしのピースウオーク」は、公募作品と、あさのあつこさん・那須正幹さん・川北亮司さんら作家による短編や詩など40編6巻として08年1月に完結しました。また、女優の中嶋朋子さんらが朗読した8作品のCD(3枚組み)もあります。

 本とCDの申し込み・問い合わせ先  

傘の舞った日 (おはなしのピースウォーク) Book 傘の舞った日 (おはなしのピースウォーク)

販売元:新日本出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

おはなしのピースウオーク
  日本児童文学者協会電話番号
    03-3268-0691

②「子供の本・9条の会」は昨春に設立され、▽「ちいさいモモちゃん」などで知られる作家の松谷みよ子さん▽「くまの子ウーフ」の神沢利子さん▽「おしいれのぼうけん」の古田足日さんらが代表をつとめています。

 このたび(09/7/15)、同会が企画した

 かるた 9ゾウくんげんきかるた かるた 9ゾウくんげんきかるた
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

が発売されました。読み札は大勢から寄せられたものの中から選び、絵札も絵本作家45に依頼しました。絵本のように楽しめるそうです。

かるたの問い合わせ
 ポプラ社
電話番号 03-3357-2212

③国際的選書・ハロー・ディア・エネミー作品

 「ハロー・ディア・エネミー」は「こんにちは、敵さん」という意味で、ドイツのミュンヘン国際青少年図書館が選書した80作品です。

日本の作品

絵で読む 広島の原爆 (かがくのほん) Book 絵で読む 広島の原爆 (かがくのほん)

著者:那須 正幹
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

サニーのおねがい 地雷ではなく花をください Book サニーのおねがい 地雷ではなく花をください

著者:柳瀬 房子
販売元:自由国民社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

・「二度と」(紙芝居、松井エイコ脚本・絵、童心社)など7作品

日本原作で海外で出版されたもの(米国)

伸ちゃんのさんりんしゃ (絵本・こどものひろば) Book 伸ちゃんのさんりんしゃ (絵本・こどものひろば)

著者:児玉 辰春
販売元:童心社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

かわいそうなぞう かわいそうなぞう

アーティスト:秋山ちえ子,シンディ・ローパー
販売元:エピックレコードジャパン
発売日:2008/08/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(カナダ)

・広島で被爆した少女サダコの物語(インド、オーストラリア)

海外の作品
・「

ハロー・ディア・エネミー!―こんにちは敵さん さよなら戦争 Book ハロー・ディア・エネミー!―こんにちは敵さん さよなら戦争

著者:グードルン パウゼバンク
販売元:くもん出版
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インゲ・シュタイネケ絵、グードルン・パウゼバンク文、桑田冨三子訳、くもん出版)☆川をはさんで青軍と赤軍がにらみあっていた。軍服を脱いだ両軍の兵士が川で出会うと、誰が敵か分からない。

バスラの図書館員―イラクで本当にあった話 Book バスラの図書館員―イラクで本当にあった話

著者:ジャネット・ウィンター
販売元:晶文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(ジャネット・ウィンター絵・文、長田弘訳、晶文社)☆イラクの図書館員は戦火から本を守ろうと、3万冊を友人の家やレストランなどにこっそり移動させた。

 ちいさなへいたい ちいさなへいたい
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

」(パウル・ヴェルレプト絵と文、野坂悦子訳、朔北社)☆ある日、戦争は始まり、ぼくは軍隊にかりだされた。仲間は次々に死に、ぼくは恐ろしい出来事をたくさん見た。

ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ) Book ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ)

著者:きむら ゆういち
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ゆらゆらばしのうえで」(はたこうしろう絵、きむらゆういち文、福音館書店)☆ウサギを追うキツネ。2匹ともシーソーのように揺れる橋に乗ってしまう。揺れる橋の上で2匹は力を合わせる。

巡回作品展については、次のページをご覧下さい。
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-1fab.html

お問い合わせ先
JBBY(日本国際児童図書評議会)事務局
(電話03・5228・0051
、メールinfo@jbby.org

④コメントをいただいた方のご推薦です。
Kさんから――
こんにちは。私が子供のための反戦の本で思いつくのは、「かわいそうなぞう」です。
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=140

小2の時、小学館の「小学2年生」の読み物として、「ぞうのトンキー」というタイトルで、上野動物園で起こった実話が掲載されていたのですが、初めて読んで、涙が止まりませんでした。
「かわいそうなぞう」として単行本が出たのは、もう少し大きくなってからですが、思い出しても泣けてくるので、もう一度読めといわれても読めないかもしれませんが・・・。
でも、一度は親子で読んでほしい本です。

Tさんから――
私が子供の頃読んで感動したのは、
「ゼロ戦~坂井中尉の記録」という本でした。
勇敢に戦った日本の将兵の真実を子供に
教えることは非常に重要だと思います。

是非、「新しい戦争児童文学委員会」には
この本を加えて欲しいものです。

⑤トラックバックをいただいた[虹色オリハルコン]さまからのご推薦です。

せかいいちうつくしいぼくの村 (えほんはともだち) Book せかいいちうつくしいぼくの村 (えほんはともだち)

著者:小林 豊
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

私達日本人は、アフガニスタンというと、どんなイメージを持つでしょうか。荒涼としたほこりっぽい茶色の大地。武装した兵士たち。テレビで見るアフガンは、そんな負のイメージしか、わきません。しかし、もともと、アフガニスタンは緑も多く作物もたくさん採れた豊かな国だったのです。度重なるクーデターや、旧ソ連の進攻などによって、国土は荒廃し、食糧事情も悪化。内戦は全土に広がっていました。息子が幼いころいっしょに読んだ本です。.. [続きを読む]

ロバート・ウェストールの本3冊[虹色オリハルコン]

猫の帰還 Book 猫の帰還

著者:ロバート ウェストール
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

海辺の王国 Book 海辺の王国

著者:ロバート ウェストール
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 弟の戦争 弟の戦争
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/07a742d3bd6ae2cf0227edb7ee5944e6」 この3冊は上のリンクで飛んでいただくと本の内容、解説、表紙の写真などがご覧になれます。

⑥近刊その他気がついたもの

 

 井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法 井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

(絵いわさきちひろ、講談社、日本図書館協会選定図書)

13歳からの平和教室 Book 13歳からの平和教室

著者:浅井 基文
販売元:かもがわ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(浅井基文、かもがわ出版¥1680)

おりづるにのって―サダコと子どもたちの物語 Book おりづるにのって―サダコと子どもたちの物語

著者:ドン ヘス,中村 里美
販売元:ミューズの里
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(中村里見、ほんの木、¥1050)

・昭和二十年八さいの日記

著者:佐々木 隆三、黒田征太郎
発行:石風社

⑦毎日新聞(10/8/25)より転写

 日本の戦争は65年前に終わったが、世界ではいまも戦闘が続き、傷ついている子どもたちがいる。戦争や平和を考えるきっかけとなる絵本を紹介する。ぜひ親子で読んでみたい。【木村葉子】

 ◇

キンコンカンせんそう (講談社の翻訳絵本) Book キンコンカンせんそう (講談社の翻訳絵本)

著者:ジャンニ・ロダーリ,ペフ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(ジャンニ・ロダーリ作、ペフ絵、アーサー・ビナード訳、講談社)
 イタリアを代表する児童文学作家ロダーリ(80年没)の反戦絵本。長い戦争が続き、ついに大砲を作る金属がなくなる。大将は学校や教会など国じゅうの時計台から鐘を集め、巨大な大砲を作った。

 ◇「やめて!」(デイビッド・マクフェイル作・絵、柳田邦男訳、徳間書店)
 男の子は一通の手紙を書き終え、ポストに出しに行く。上空には戦闘機が飛び、街には戦車が走って爆発が起きる。恐ろしい兵士も見るが、男の子は黙々と歩き続ける。ポストの前で、いきなり少年に胸ぐらをつかまれた男の子は、大きな声で叫ぶ。ほとんど文字のない場面が続く絵本。

 ◇

約束―「無言館」への坂をのぼって Book 約束―「無言館」への坂をのぼって

著者:窪島 誠一郎
販売元:アリス館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(窪島誠一郎作、アリス館)
 戦争で亡くなった画学生の遺作を集め、長野県上田市に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を開館した館主が、自身の半生と美術館設立までの道程を振り返った。

 ◇

海をわたった折り鶴 (えほんひろば) Book 海をわたった折り鶴 (えほんひろば)

著者:石倉 欣二
販売元:小峰書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(石倉欣二作、小峰書店)
 広島で2歳のときに被爆した佐々木禎子さんは12歳で白血病を発症。回復を信じ、病床で薬の包み紙などで鶴を折り続けたが、8カ月後に亡くなった。この折り鶴の一つが、ニューヨークにある米同時多発テロの資料館に飾られている。

 ◇

ばあちゃんのしべとろ―わたしのふるさとは「北方領土」 Book ばあちゃんのしべとろ―わたしのふるさとは「北方領土」

著者:みふね しよこ
販売元:瑞雲舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(みふねしよこぶん、はやしまきこえ、瑞雲舎)
 択捉(えとろふ)島・蘂取(しべとろ)で生まれ小3まで暮らした作者が、漁業で栄える町や、川や海、山で遊んだ幼い日々をたどる。懐かしい故郷へ自由に行けない思いとともに、北方領土問題を問いかける。

日中韓競作「平和絵本」 (毎日新聞11/8/5)

へいわって どんなこと? (日・中・韓 平和絵本) へいわって どんなこと? (日・中・韓 平和絵本)

著者:浜田 桂子
販売元:童心社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

日・中・韓平和絵本 第1期(全3巻) Book

日・中・韓平和絵本 第1期(全3巻)

『京劇がきえた日』
著者:中国・姚 紅
『非武装地帯に春がくると』
著者:韓国・イ・オクベ

販売元:童心社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

8月6日のこと Book 8月6日のこと

著者:中川 ひろたか
販売元:河出書房新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

毎日新聞社説(14/12/30)で推薦されたマンガによる戦争の本。

「若い世代のなじみやすい表現だが、人の心を深く描いていて、戦争を胸の奥で実感できる」と評されている。

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こうの史代(46歳)『夕凪の街桜の国』広島の原爆
こうの史代『この世界の片隅に』戦時中の呉市
今日マチ子(34歳)『COCOONコクーン』沖縄戦
今日マチ子『アノネ、』 アンネの日記から多彩の着想   
今日マチ子『いちご戦争』少女が見た戦争の夢
おざわゆき(50歳)、題名不明、父母の戦争体験

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コメント

ましまさん
戦争を知る難しさをつくづく感じています。
イラクもアフガンも遠くの存在で、ただただ怖いのは北朝鮮という風潮があります。

私の父は戦前のアメリカ留学の経験から自由な発想を持ち、決して反戦運動をしたわけではありませんが、終戦直前に赤紙を受けて母に“この戦争は必ず負けるから私は直ぐ帰ってくる”と伝えたそうです。その後、戦後生まれの私には、民主主義と学問の大事さを語ってくれたことを記憶してます。
反対に、私の義父は憲兵隊出身で、戦争の悲惨さを一切私には語らずに亡くなっています。

今、帚木蓬生「逃亡」を読み返しています。
主人公が憲兵隊出身を隠して終戦直後の中国から逃亡し、日本でもそれを続ける小説です。
ここに描かれている戦争の残虐性は、小説といえども実態を反映させたものと理解できます。
結局、私は小説から戦争の悲惨さを学んできたように思います。
同時に、戦争を知らない私には、このような戦争実態を子供に伝える難しさはかなりあり、子供に孫に伝える手段として絵本は重要だろうと思います。

投稿: morichan | 2009年12月17日 (木) 10時01分

morichan さま ようこそ

 戦地の体験のない私も、戦争が人間の心をざらざらした砂のように変えてしまう怖ろしさは知っています。
 しかし、子供にはとうとう語らずじまいでした。離れて暮らす小学生の孫が作文に私のことを取り上げ、それが入賞してより詳しい話が聞きたいといってきました。
 これほど嬉しいできごとはありません。子供に話すときは「押し売りにならないか」ということがどうしても先になり、年齢によって受け取り方も違うと思うとうまく話せなくなるのです。
 そこは、専門知識のあるプロの教育者の手助けがどうしても必要な気がするのです。懺悔もこめてブログを続けるつもりです。

投稿: ましま | 2009年12月17日 (木) 10時43分

子供は みんな ちいさなへいたい
いじめと たたかう ちいさなへいたい
なかまはずれと たたかう ちいさなへいたい
血まみれになって 体罰とたたかう 
ちいさな へいたいさん

投稿: ハラキリオタク | 2013年3月 1日 (金) 16時42分

いじめに負けない子にそだってほしい。

ただし、大人のいじめや体罰は×、絶滅期待。

投稿: ましま | 2013年3月 1日 (金) 21時19分

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 最近、民主党政権の政策に若干の違和感がでてきている。  「事業仕分け」による官僚制度の暴露に拍手を送りたいのだが、現実の生活に直結した部分への配慮のなさも見えてくる。特に、医療費等の「事業仕分け」は、生活が持ちこたえられない人たちへの配慮が足らない。平均値で見るのではなく、丁寧に生活者の実態を反映した行動が望まれる。入院費がかさみ、医者にかかれない人たちがまた増える危険性が出てきている。  亀井静香氏の意向を受けて「銀行への元本返済猶予制度」はニュースになり、「中小規模の事業者等に対する金融機関... [続きを読む]

受信: 2009年12月17日 (木) 14時48分

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