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2009年12月 9日 (水)

反戦塾乗・09/12/9

■12/7 パキスタン東部ラホールの市場・自爆と仕掛け爆弾が30分間隔で爆発49人死亡、約100人が負傷。
■12/7 パキスタン北西部ペシャワル、裁判所前で自爆テロ、10人死亡、40人以上が負傷。

■12/8 パキスタン・パンジャブ州・ムルタン郊外で武装集団が治安部隊の検問所を自動小銃やロケット砲で襲撃、爆薬を積んだ乗用車が軍事務所に突っ込んで大爆発、15人が死亡40人以上が負傷。
■12/8 イラク・バグダッドで政府機関などを標的にしたとみられる連続5件の爆弾テロ発生。少なくとも127人が死亡、448人が負傷した。首都での大規模テロは8月と10月に発生している。

 ★これはもうテロリストの仕業という段階ではない。その組織的計画性、規模から見ても内乱である。アフガンにアメリカなどが3、4万人軍を送って治安が回復しても、パキスタンまで回復するわけではない。また、イラクは結局回復していないことがわかったので、再度増派を検討するつもりか。いたちごっこで増派は根本的解決に役立たない。

 パキスタンは、政府軍が米国の圧力を背景に10月にアフガン国境の武装勢力・パキスタン・タリバン運動(TTP)の掃討作戦を開始して以来、爆破テロや襲撃事件がほぼ連日起きている。アフガン戦争が飛び火した有様はベトナム戦争のカンボジア、ラオスを思い起こすが、それよりひどくなりそうだ。

 中国・インドと仲良くしたいアメリカがパキスタンを見限る日、それは、地域的核戦争の恐怖にまで世界を追い込むことを意味する。そうならないようにするためには、周辺国であるイラン・パキスタン・ウズベキスタンなど旧ソ連圏隣接国、それに中国・インドまで加えた包括的な解決策でなければならない。そうしないと火種はいつまでも残る。

 侵略や謀略で手のよごれた遠い国の軍隊は手を引くべきだ。イラクとアフガンの共通点は、アメリカ軍が前政権を戦争で倒し、そのあとに作った傀儡政権が国民に信用されていないことと、イスラム教徒である住民が他国軍の支配を歓迎していないことだ。一時的に混乱があっても、自らの手で平和を構築するのを待つしかない。そこで日本の国際貢献は、何ができるかを考える時期に来ている。   

 

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