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2009年11月18日 (水)

灯油ひと缶1360円

 タイトルと写真は何の関連もない。連想が連想を産んだまでである。

2009_1118hako  「虹色オリハルコン」さんの頁をのぞいたら、「冬になると我が家では、必ずミカンが箱買いされて、毎日よく食べましたっけ」という一文があった。どんな箱とは書いてはないが、ボクの脳みその中では「ミカン箱」といえば木箱である。

 今はほとんどが段ボールで「ミカン箱」を見ることがなくなった。ちなみに「ミカン箱」は「石油箱」同じ寸法(だと思う)で、石油箱ならブリキ製の18㍑缶(23.8㎝×23.8×34.9)が2個並べて入る大きさである。そのブリキ製石油缶も一般家庭ではとんと見かけなくなった。

 だから、それだけの大きさに入るミカンを腐らせずに消化するには、5人家族ぐらいが毎日相当セッセといただかなければならない。残った木箱は、犬小屋を作ったり、棚になったり、フロの薪になったりいろいろ。リサイクルには万全だった。

 そんなところへ「トーユ、ひと缶1360円」という灯油曳き売りの声がした。缶といえば金属製なのに「ポリ缶をご用意ください」という。そうか、今「缶」は18㍑という暗黙の了解のもとの取引単位なのだ。戦前まで石油の出荷単位は「箱」だった。

 それならば、なぜ中途半端な18㍑なのだ。石油缶は伝来もので、5ガロン入った。2個なら10ガロンである。また、日本の尺貫法では1缶が約1斗にあたる。だからガロン缶とか斗缶と称された。それがメートル法に直して1缶18㍑に当たるというわけだ。 

 灯油1斗いくら――といえば違法になるが「缶」ならばOK。「坪いくら」は、相当淘汰されてきたが自動炊飯器の目盛りは依然として「合」のまま。政権交代しても、生活に根付いてしまったことは、そう簡単にチェンジできないものである。ああ、また無粋なことをいってしまった。

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コメント

こんばんは、記事の紹介、ありがとうございます。

記憶では、うちのミカンはすでにダンボールの箱でした。
箱の下の方のミカンは、重みでつぶれて傷みやすいせいか、箱を開ける時はダンボールを逆さにして、下のほうから食べました。

「街をゆき 子供のそばを通る時 蜜柑の香せり 冬がまた来る」

小学校の教科書に出ていた短歌です。
この季節、ミカンを食べるとき、条件反射で、思い出します(笑)

投稿: 金木犀 | 2009年11月18日 (水) 21時15分

 <箱の下の方のミカンは、重みでつぶれて傷みやすいせいか

そうですね、ミカン箱は相当大きいので・・・どうだったかな。

今思い出しました。パッキンとしての「籾殻=ミモガラ」にまみれて出てきたように思います。捨てないで利用したのですね。昔の人は。

投稿: ましま | 2009年11月19日 (木) 20時15分

apple
啓 りんご狩りに行って来ました。
ミカン箱について思い出したのですが、大兄が仰るミカン箱は、りんご箱の勘違いでは…。
双方木箱だったのは勿論ですが、ミカン箱は今の段ボール箱より少し小さめだった気が致します。
今でも籾殻(スクボ)に入っているりんごを見かけたことがあります。
この箱は、確かに石油缶が2缶が収まり、わが地方では「ランプ箱」と言っていました。農家の石油発動機の道具箱に珍重れていたようですが、小生の記憶も絶対とは申し上げられません…。

投稿: tani | 2009年11月24日 (火) 16時44分

tani 兄
 そういえばそのような気がします。多分そうでしょう。これだけ昔になるといろいろなことがゴッチャになるんです。残念ながら。

 だけど、「ミカン箱」思い出しました。やや小さくてカガミは丈夫な一枚板で、うすく鏝で銘柄など入っていたような気がします。

訂正!!。

投稿: ましま | 2009年11月24日 (火) 20時18分

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