« 日中文化の相互依存 | トップページ | 日米対等の意味 »

2009年10月 5日 (月)

9条の会大盛況!?

 たびたび書くが、ブログを始めたのが4年前、中国に反日暴動が起き、小泉首相が靖国参拝にこだわり、自民党の新憲法素案が発表された年だ。同じ年、私は多分知人の推挙なのだろう、地元で9条の会を立ち上げるので呼びかけ人・賛同人になってほしいという要請を受けた。2009_10040001

 迷わずOKの返事を出し、設立総会に出席した。参会者は、順に全員が発言したところを見ると数十人を上回らない数であった。以後、年1回の総会は必ず出席しており、ことしも澤地久枝さんの講演会を兼ねてということで、昨日、市のホールで行われた会に出席した。

 小泉元首相が政界を引退し、改憲を公約に掲げた安倍元首相のかげも薄く、自民党が歴史的大敗北を喫した。変わった民主党鳩山政権は、マニフェストどおりオバマ米大統領に歩調を合わせて、核廃絶・平和構築路線を邁進している。

 いわば、改憲ムードは4年前に比べて考えられないほど後退したのだ。一周年記念、全国大会開催記念などと銘うった過去の大会も、右翼街宣車が1台だけ来たりしたが数百人を集め、それなりに盛り上がった。

 今年は、改憲ムードも遠ざかったので、さぞかし参加者は減るだろうと思った。ところがあに計らんや全く見当外れ、かつて見ない大盛況であった。写真を見ていただきたい。開演直前、場内整理係が「はい、一名さん、ここ空いてますよ」と立ち見の人を案内しているところである。これまで目にしたことのない光景だ。

  定員1900余席はこうして全部埋まった。世話人には共産党員や革新懇といった活動家が多いようだが、組織的動員をかけてもこうは集まらないし、そういった人たちには見えない。知った顔の世話人も見あたらなかったので聞けなかったが、これはどういう現象なのだろう?。

 司会者や澤地さんの言葉のはしはしからもうかがえることだが、よく言えば「政権交代効果」、悪く言えば時流に乗った行動なのか。民主党への圧力団体誕生と見て、すなおに喜べばいいのだがやはり少しひっかかる。小泉効果の裏返しなら、また転覆することもあり得るからだ。

 スタート当時は、その名の通り「9条の会」は9条のみで結集する、という慎重な雰囲気があった。それがこのたびは、国籍法、外国人参政権、従軍慰安婦その他の問題にも話題の幅を広げて話される。拍手は起きるが、これもやや気がかりだ。

 9条を本当に根付かせるためには、どうすればいいのか、真剣に取り組むべき問題だが、まだどこからも答えはでてこない。

2009_10040002_2  

|

« 日中文化の相互依存 | トップページ | 日米対等の意味 »

憲法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/31646981

この記事へのトラックバック一覧です: 9条の会大盛況!?:

« 日中文化の相互依存 | トップページ | 日米対等の意味 »