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2009年9月 8日 (火)

民主・公明・社民

 今日の毎日新聞に、公明党に関連する記事がふたつ出ている。一つは社説でありもう一つは第2社会面のベタ記事(東京14新版)である。題は、社説が「公明新体制、生活・平和の原点に戻れ」で、ベタ記事の方は「池田大作氏が核兵器廃絶へ提言」となっている。

 当塾は、戦争指向政治家を駆逐する上で、それが効果をもたらす政策であり政治力であれば、与野党、右左、政治基盤を問わず支持するという立場である。これは、小泉→安倍と続いた国政の流れに、戦後味わったことのない危機感を抱いたからで、政治信条全般に共鳴しているわけではない。

 さて、新聞記事の方であるが、題名からも想像されるとおり、公明党が惨敗を喫した連立10年にわたる政策面の総括、および自公選挙協力の威力により自信過剰に陥った反省と、野党としての解党的出直しを求めたものである。

 その中で、手前みそになるが、当ブログが周辺情報から憶測してきた公明主導の「福田降ろし」について、

 政策の一致点が多い福田首相の政権末期に「福田降ろし」を主導しようとしたのは、政策より選挙を優先させた結果だった。

 と社説に明記されるほど、覆いようのない事実だったことが証明された。たとえは悪いが、深みにはまりそうな福田に浮き輪を投げればいいものを、かわりに泳ぎがうまそうに見える麻生に交替させ、麻生も危ないと見て救いにいったところを、今度はしがみつかれ、ついにふたりとも溺れるという図だ。

 太田代表が比例重複立候補の道を絶って背水の陣を敷いたという段階で、すでに更迭は決まっていたに違いない。選挙後直ちに新陣容による野党としての建て直しに入り、今後大変貌を遂げるだろう。太田と同じ失敗は許されないからだ。

 もう一つの記事、創価学会の池田大作提言である。聖教新聞はトップ記事から他の面まで使って、なお明日に続けると言うことでまとめきれず、ここではとりあえず毎日の記事を一部引用する。

 被爆国日本が非核三原則を堅持し、「永遠に核兵器を保有しない」と宣言しリーダーシップを発揮するよう求める内容。また、北朝鮮を含めた北東アジアの平和実現のため、6カ国協議の参加国で「核不使用宣言地域」の設置も提言している。

 これもまた、当ブログが5日前に提言した「オバマに提案してください」と同趣旨である。新しく生まれ変わる公明党は、この実現に向けて鳩山内閣を全面的に後押しすることになると思う。そこで、「またか」といわれることを承知で社民党に苦言を呈しておきたい。

 ここまで書いてきたように、これから平和政策のヘゲモニーを握るのは公明党になる。ようやく社民・国民新党の連立協議が整うようだが、社民は連立を前提に選挙協力もし、執行部一任を取り付けているのに、一部党員の顔をたてるために新政権発足の入り口で些事にこだわっているように見える。

 そうやっているうちに、公明党が具体策で一歩も二歩も先を行くことになりそうだ。すると民主党は選挙で停滞・退潮気味の社民党がお荷物になる。次の参院選はもうすぐやってくる。社民党喫緊の課題は選挙で当選者を一人でもふやして発言力を増し、また現実的政策提案をして民主党に力を貸すことではないか。まちがいなく公明党との競争の時代がやってくるのだ。

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