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2009年9月21日 (月)

試される鳩山外交

 今日21日、鳩山由紀夫首相がアメリカに向けて出発、鳩山新外交の第一歩を踏み出す。23日、オバマ米大統領との初会談を皮切りに、主要20カ国・地域(G20)金融サミットに出席し、中国、ロシア等の首脳にも個別に会う。

 海外からのニュースは、地球温暖化問題に対し、公約として温室効果ガス25%削減を打ち出したことが、ヨーロッパのみにとどまらず、アメリカ国内からも歓迎と期待をもって迎えられていることを伝えている。鳩山首相は、この問題について22日の国連気候変動ハイレベル会議で、詳細を提言する。

 このような、米政権のカーボンコピーではない、しかも具体的な提案をすることで、一挙に日本の存在感を増したことは間違いない。このさき、打ち上げ花火ではなく成果を上げられるかどうか、岡田外相以下のスタッフの手腕、国民(議会)の支持如何にかかわってくる。

 安全保障問題では、北朝鮮問題やアフガン問題で具体策が示せるかどうか。拉致問題で日本の制裁強化策、インド洋の給油問題処理などは事務レベルの話だ。根本的解決に向けた具体案を示すには、それなりの慎重さや時間がかかるだろう。

 直ちに発足早々の政府に、無理な注文はつけられない。しかし、個別首脳会談でそれだけの意気込みを伝え協力を要請することはできる。このブログも取るに足りないことを承知の上で奔放な意見を言ってきた。

アフガンの出口を作れ
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-1de4.html
オバマに提案してください
http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-2b1a.html

 明治、大正の先祖のように、政治家だけにまかせず外交についても大いに素人意見をたたかわすべきだと思う。そういった意味も含め、サミット以後に予定されるこういったニュースも大いに注目したいものだ。

 政府はアフガニスタン和平に向けた関係各国の高級事務レベル協議を11月下旬に東京で開催する方針を固め、最終調整に入った。複数の政府、与党関係者が19日、明らかにした。アフガン和平に主導的な役割を果たすことで、来年1月に期限を迎えるインド洋での海上自衛隊による給油活動撤収の環境整備も狙う。アフガン、パキスタン、イラン、米国、欧州連合(EU)などが参加する方向だ。【2009年9月19日(土)17時48分配信 共同通信=niftyニュース】

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

共同通信の記事が持つ意味は、今年3月31日オランダ・ハーグで開催された、アフガニスタン国際支援会議と同じ構想です。この時に日本は141億円を警察官の給与分として支援すると表明しました。
今度は東京で会議を開いて、新しい支払いでも表明するのでしょうか。といっても予定している支援額の残金は3億5千万ドルです。
現地をまったく知らない超党派の先生方が考えるのはこの程度でしょう。それでNGOが支援額の6割(アフガニスタン救援団体調整機関(ACBAR)の発表)をピンハネするわけです。

これは外務省と自民党がこれまでやってきた民生支援というやつです。これまでも20億ドルを使ってきたので、残金もしっかりとピンハネしようということです。
タリバンという当事者不在の国際会議。屋上屋を架すことは何の意味もありません。意味のない国際会議でタリバンとの停戦などといった「おとぎ話」をするようでは、窮地にたっているISAFを逆撫でするようなものです。

所詮、役人と自民党的な先生は、戦争や平和よりも、自分たちの取り分が心配なだけです。

投稿: ていわ | 2009年9月21日 (月) 21時18分

なるほど、ため息がでますね。それに現地警察隊も金権亡者か。アメリカの軍司令部は、「力こそ正義」にこりかたまる。

やはり鍵をにぎるのはタリバンのようです。多少の混乱はあっても外国介入をやめる「出口」を探すことが1番、日本の新政権が今まで政策を転換する可能性はすくないのでしょうか。(゚m゚*)

投稿: ましま | 2009年9月22日 (火) 06時56分

■鳩山首相、米へ出発…オバマ大統領と会談へ-初の訪米は国旗に会釈できる鳩山さんが適任だった!?
こんにちは。鳩山さんいよいよ、海外デビューです。本人は、最初から力まないで、まずは自分を知ってもらう努力をすると語っていましたが、まさに、その通りです。先月の世界各国への新聞のサイトに対する、電撃投稿のようなことは慎むべきです。しかしながら、先日の官邸で行われた、新閣僚の記者会見のときには、鳩山さんは登壇、退出の両方とも国旗に会釈していました。基本的な躾は、できているようで、おそらく、面と向かっての対談などはきちんとできるのだと思います。しかし、20名近くいる閣僚で登壇、退出ともに会釈したのは鳩山さんを含めて4人のみでした。岡田さんは、無論していません。まずは、閣僚から躾を厳しくする必要がありそうです。岡田さんには、イオングループに親族がいるなど外務大臣としては、かなり問題があります。詳細は、私のブログを是非ご覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2009年9月22日 (火) 09時36分

ノーベル平和賞の、マルッティ・アハティサーリ元フィンランド大統領という肩書きは役人たちが思いつく限界でしょう。フィンランドはアフガンに110人の軍隊を派遣している当事者国です。中立ではありません。

解決の糸口であるタリバンとの停戦は、カルザイ大統領も表明しています。そしたら不正選挙を理由に糾弾されてしまいました。アフガンは汚職も職業の普通の途上国です。

現実は、タリバンとコンタクトできる国や政府は皆無です。世界のイスラームが総力で動いたとしても、交渉のテーブルを設けることは不可能でしょう。アルカイダもタリバンも単純なセクト主義の集団ですから、孤立してこそ存在意義があるわけです。

そもそも壊滅することは不可能で、一定の勢力に封じ込めるしかありません。これは警察の仕事ということになります。それはアフガンで通用する警察でなければならないでしょう。その糸口をカルザイ大統領は表明したのですが、相手国には無視されたようです。

日本のできる事は、政治的にはアフガンをめぐる複雑な国際政治を融和させる間接支援であり、経済的には直接・間接の技術支援ということになるでしょう。
仮に、日本のプロジェクトが公然と発表できるようになっても、アフガン周辺国そしてアメリカやEU諸国を招いて、宴席で自慢するような悪趣味はやめましょう。外交機密費の無駄遣いです。

投稿: ていわ | 2009年9月22日 (火) 11時04分

yutakrarlson さん こんにちは
私は躾が悪いので国旗に会釈などしたことはありません。号令とラッパによる敬礼はよくやりましたがが、部屋にかざった国旗に会釈は、どこの国の風習でしょうか。

日本の歴史と文化への憧憬、そして愛国心については、ひと一倍と自負してますが、即、日の丸と結びつける神経は持ち合わせていないのです。

とにかく何であろうと○○カブレにならないようにすることは、大切なことです。


ていわ さん
 タリバンは色々あって対話するのは難しいでしょう。結局、カルザイにまかせるしかないし、それも不可能ならいったんは群雄割拠にもどってもやむを得ないとかもしれません。

 警察に金をわたす、訓練するは、今までの例のように支給を受けた武器とともに要員がタリバンに寝返りするのではなにもならない。

 アフガンのことはアフガン人自身が解決することを、どうすれば助けられるかにかかっているのではないでしょうか。今までの方法ではだめでしょう。 

投稿: ましま | 2009年9月22日 (火) 15時05分

共同の話は事実半分・憶測半分です。ただし、ていわさんが仰るような「アフガニスタン国際支援会議」のようないわゆるプレッジ会議とはまるで性格が違います。実際は会議の内容をいま公表できる段階にありません。

この会議の詳細は、開催後に初めて全貌が明らかになるでしょう。そういう性格のもの―つまり秘密会議です。現在、参加各国含め、現地情勢を鑑みつつ協議のた只中にあります。

アハティサーリ氏については、氏個人の功績ではなく氏率いる紛争解決を専門とするシンクタンクのヘルシンキ和平プロセスでの実績を評価し、同シンクタンクの会長のアハティサーリ氏に議長をお願いしています。国家としてのフィンランドは関係ありません。

この会議の背景情報については私の名前をクリックしてください。

投稿: かつみ | 2009年9月25日 (金) 13時37分

かつみ さま
貴重な情報ありがとうございました。
伊勢崎さんのいう出口探しには時間がかかるということもよく理解できます。また9か月も前からあった動きであることもわかりました。
大づかみに言って私が見当違いのことを言ってるわけでもないなあ、と安心した次第です。
民主党スタッフが自信を持って新生日本の平和外交を推進することを願っています。

投稿: ましま | 2009年9月25日 (金) 21時38分

かつみ さま

ていわです。サイトを拝見しました。
アフガンの東と西からプロジェクトがすすむことを祈ります。

投稿: ていわ | 2009年9月30日 (水) 10時37分

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