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2009年8月25日 (火)

今週の言葉

 衆院選まであと5日。惨敗が予想されている自民党候補者から「民主党が政権を取ると社会主義になる!」という絶叫まで聞こえてきたそうだ。

 カナダの政治学者C.Bマクファーソンは、その著書『自由民主主義は生き残れるか』(田口富久治訳・岩波新書)の中で、「もうその生涯と時代をあえて描写してもさしつかえないほどその終焉に近づいていると考えてよいのだろうか」と問いかけた。自由主義と民主主義、民主主義がどう機能するかによってよって回答は一様ではないと見ている。

 不幸なことには、自由民主主義は、そのどちらをも意味しうる。というのは、「自由主義的(リベラル)」という言葉は、強者が弱者を打ち負かす自由をも意味しうるし、あるいは自らの能力を行使し発展させる万人の平等な実効的自由をも意味しうるからである。後者の自由は前者の自由と矛盾している。

 原題は、1977年に発表されている。これからの新たなモデルが求められているがその姿はまだ見えてこない。

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コメント

近頃の自民党や麻生太郎首相の言葉が、何となく街宣右翼の大音響でがなりたてる程度の低い宣伝文句と、だぶって聞こえます。
気のせいでしょうか。?

投稿: 逝きし世の面影 | 2009年8月26日 (水) 11時58分

きっと幸福ふにゃら党の大川なんとやらの背後霊がついたのでしょう。いや、その逆かな?。
どっちにしても、いたましい限りです。

投稿: ましま | 2009年8月26日 (水) 12時28分

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 いよいよ歴史的変化が選挙結果に現れることを期待する。  ながーい、ながーい自民党政権が終る瞬間である。  途中で、訳の分からん政党(名前さえ思い出せない)が短期間政権に就いたが、結局自民党の補完勢力であったことと、社会党と自民党との考えられない提携によって自民党政権がよみがえり、社会党は潰された。  そして、大きな対抗勢力を失ったまま公明党と自民党が提携し、自公政権がやりたい放題の施策を尽くし、この貧困な情勢を作り出してきた。  それでも何の反省もなく平然と将来ビジョンとしてのマニフェストを公表す... [続きを読む]

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