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2009年8月13日 (木)

憲法・外交・安保政策と選挙

 衆院選公示まであと5日と迫った。党首討論が終わったものの、長丁場の選挙戦は、地震、台風、タレントスキャンダルのニュースが先行し、お盆休みがあけても「政権交代」への盛り上がりに欠けるものになるのではないかと懸念される。

 マニフェストに対する議論は盛んだが、国民が政策論争にどれだけ引き込まれているか、はっきりいってそれに甲乙をつけるだけの能力がないのが実態ではないか。また8月15日を迎え、「戦争はいやだ」、「戦争は避けるべきだ」という、素朴で共通の願いにも政治は正面から答えていない。

 毎日新聞のホームページで、衆議院「毎日ボートマッチ」“えらぼーと”というのが昨日から始まった。このメリットは、全立候補予定者に向けたアンケート結果が見られることだ。当ブログでも以前「立候補者メモ」を作ったことがあるが、途中でやめた。

 本当の理由は(今日、全面撤退を決めたようだが。その後それを撤回?)「幸福実現党」なるカルトまがいの候補者まで面倒見きれなくなったからだ。共産党の立候補制限と同様、撤退に「ホッ」としている党があるに違いない。それはともかく、早速「えらぼーと」を訪ねてみた。

 いきなりアンケート結果は出てこないが「トライしてみる▼」を追っていけば、選挙区別に出てくるし、比例区も見られる。まだ回答を得ていないものもあり、追加更新も予定されている。そこで、政権交代を目指す民主党候補(比例区はのぞく)を、とりあえず「反戦塾」流に分析してみた。

 「憲法9条改正に反対」および「集団的自衛権の憲法解釈を見直す必要はない」という意見を併せ持つ候補者は約54%にのぼる。これは双方のことがらをマニフェストに明記することを避けたにしては、多いと見てよい。

 現に、以前の調査時は改憲派だったのに、小沢政策や安倍首相当時の改憲思潮が後退したためか、態度を改めている候補もいる。残りの46%はなぜか東京・大阪とその近辺に多い。態度を明らかにすることが選挙に不利を招くということもあるのか。

その内訳は、次のようになる。
①政治信条が自民党最右派に近い候補 6~7%、20人前後
②上記項目の双方ではなく片方だけに賛成している候補で、政治信条が不明。
③無回答か、二者選択ではない別の回答をしている候補。

 上記①は、「靖国神社に参拝する国会議員の会」とか「在日外国人参政権に慎重な国会議員の会」などというリストをたぐってみれば、おおよその見当がつく。これらの候補は、民主党が過半数を大きく割った場合、平沼新党などの呼びかけで脱党、自民と組む可能性がある。

 したがって慎重な投票姿勢が必要だ。それ以外は自民に近い政治信条を持っていても、それが理由で党を割るような存在にはならないだろう。右派グループは民放テレビなどへの出演が多く、優位に立っている。

 自分の選挙区の候補をよく見ていただき、比例区は社民か共産に票を集中させるなど、確実に反戦議員をふやすよう、「えらぽーと」の有効利用をおすすめしたい。 

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コメント

こんばんは。えらぼーと、早速やってみました。
面白かったです。質問がすごくいいと思いました。
一問目にいきなり9条だったのでびっくりしました、何故かと言えばニュース番組で取り上げたりしているのを見ていても、大抵年金だとか雇用、景気対策だとかがまず出てくるからです。
20問の他の問題も良いと思いました。途中、うんうん唸ったりしながら答えました(笑)
出た結果は、まあ当然と言えば当然なんだろうなという結果でしたが、それも面白かったです。
この結果を参考にもしますが、比例区、どこに入れたものか迷います。これからしっかり考えます。

投稿: 野良狸 | 2009年8月19日 (水) 00時03分

野良狸さん、いらっしゃい。しばらくですね。

比例区、悩ましいですね。自分の意見に近い人をまず見なくてはなりません。

党名で入れた場合、2大政党は候補者によって考えに相当開きがあるので必ずしも自分の意見と一致した人が当選するとは限りません。

 その他の党は比較的同じ考えの人が集まっているいえます。死票覚悟で信ずる党に入れるか、あるいは党の勢いや候補の顔ぶれを見て、現状より当選者を増やしそうな党を優先させるのか、研究してみるのもいいかもしれません。

投稿: ましま | 2009年8月19日 (水) 11時32分

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