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2009年7月23日 (木)

米上院、F22追加生産反対

 そりゃあそうだろう。「F22はレーダーに探知されにくい高度なステルス機能を搭載しているが、1機あたり約1億4千万ドル(約130億円)と高価で、イラクやアフガニスタンにも派遣されていない」(7/22、朝日)。

 冷戦時代に構想されたソ連に対抗するための、いまや使い道のない戦闘機だ。オバマ大統領が計画済みの187機で打ち切りにしようと考えたのは、当然だ。それを日本の防衛筋は最新鋭次期戦闘機として欲しがっていた。

 一方、アメリカ議会は軍需産業の雇用と利益を守ることを優先し、下院はすでに12機の追加生産を決めていた。上院も、米上院軍事委のレビン委員長(民主)と筆頭委員のマケイン上院議員(共和)などが追加の案を持っていたが追加打ち切りにまわった。オバマの拒否権行使が想定されるからという。

 追加分には、当然日本向けが意識されている。米空軍は日本にお勧めしたくない。なぜならば「秘密がばれる心配がある」からだだという。日本向けに性能を落とした別仕様のものを売ったらどうだという案もあったらしい。

 ここまでなめられているのだ。上院は、大統領拒否権よりも、日本が民主党になったらそう簡単には買ってもらえなくなることに気づいたのではないか。この前の最新式戦車にしろ、平気(兵器)で無駄遣いするのはもうやめてもらいたい。

 オバマ大統領のように、「私は時代遅れで不必要な国防計画に納税者の金を無駄遣いする考えはない」(朝日)といいきれるトップに、早く日本も変わってほしい。そんな金があったら地震や洪水で生き埋めになった人を救える最新兵器を開発することだ。

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反戦・軍縮」カテゴリの記事

コメント

アメリカの軍産複合体とは、日本の公共事業の官民財の複合体と同じ性格のものだそうですが、
ですから、F22は政府の生産打ち切りではなく、議会の方は性能を大幅に落として、しかも値段を1機当たり100億円ほど値上げして、日本に売りつける算段のようですよ。
それにしても腹が立つ。
旧ソ連は、ワルシャワ条約機構加盟国向けには国内仕様の最新兵器を輸出したが、信用できない(何時裏切るかもしれない)格下の同盟国であるエジプトやシリア、イラクなどには一時代前の兵器や最新兵器はワザと性能を落としたモンキーモデルと称する格安兵器を売っていた。
これでは中東諸国はアメリカ製最新兵器で武装したイスラエルに勝てるはずも無く、いざ戦争になったら一方的な敗北を喫して仕舞った。
それにしても旧ソ連よりもアメリカ議会は悪質ですよ。
ソ連は質を落とした変わりに、値段を安くしていたがF22は倍近い高値で売る心算らしい。
最新鋭機の安物仕様を、高値でも売らない方針のオバマのアメリカ政府。
このアメリカの方針に対してですが、う~ん。
日本にとっては喜ぶべきなのか。?
それともアメリカ議会より悪いと怒るべきなのか。?
此処は、難しい判断ですね。

投稿: 逝きし世の面影 | 2009年7月24日 (金) 14時52分

>値段を1機当たり100億円ほど値上げして

そうですか。知らなかった。別仕様を作るため相当設計料がかかるとは聞いていましたが。

新しい玩具のほしい現場と、守屋もと次官のような連中のためですね。

これから見ればハコものづくり行政など可愛いものだ。

投稿: ましま | 2009年7月24日 (金) 15時20分

>冷戦時代に構想されたソ連に対抗するための、いま>や使い道のない戦闘機だ。オバマ大統領が計画済み
>の187機で打ち切りにしようと考えたのは、当然>>だ。それを日本の防衛筋は最新鋭次期戦闘機として>欲しがっていた。
周辺各国から少ない自衛官で国を守らなければならない自衛隊は少数精鋭にならざるを得ない状況なわけです。そのため高性能な機体が必要になってくる訳です。
また、周辺各国(主に中国、韓国、ロシア、北朝鮮)への抑止力(アメリカに贔屓してもらっている)となり侵略の回避が見込めます。
このような防衛、外交理由によりF22を欲しがるのは納得できる話だと思います。
 
>この前の最新式戦車にしろ、平気(兵器)で無駄遣>いするのはもうやめてもらいたい
防衛は国家にしかできないものです。これは有効活用だとおもわれますが?
 
>オバマ大統領のように、「私は時代遅れで不必要な>国防計画に納税者の金を無駄遣いする考えはない」>(朝日)といいきれるトップに、早く日本も変わっ>てほしい。
それは、各国に最強だと思われているアメリカだからできることです。ミサイルを発射してくる国や領土の一部を占領している国、重爆撃機で領空侵犯する国に囲まれている日本では防衛に力を入れざるを得ないとももいますが。
 
>そんな金があったら地震や洪水で生き埋めになった>人を救える最新兵器を開発することだ。
民間とやってますよ。
 

投稿: 名も無き軍事評論家 | 2009年7月28日 (火) 17時46分

読みにくかったので修正
 
冷戦時代に構想されたソ連に対抗するための、いまや使い道のない戦闘機だ。オバマ大統領が計画済み
の187機で打ち切りにしようと考えたのは、当然>だ。それを日本の防衛筋は最新鋭次期戦闘機として欲しがっていた。
周辺各国から少ない自衛官で国を守らなければならない自衛隊は少数精鋭にならざるを得ない状況なわけです。そのため高性能な機体が必要になってくる訳です。
また、周辺各国(主に中国、韓国、ロシア、北朝鮮)への抑止力(アメリカに贔屓してもらっている)となり侵略の回避が見込めます。
このような防衛、外交理由によりF22を欲しがるのは納得できる話だと思います。
 
この前の最新式戦車にしろ、平気(兵器)で無駄遣いするのはもうやめてもらいたい
防衛は国家にしかできないものです。これは有効活用だとおもわれますが?
 
オバマ大統領のように、「私は時代遅れで不必要な国防計画に納税者の金を無駄遣いする考えはない」(朝日)といいきれるトップに、早く日本も変わってほしい。
それは、各国に最強だと思われているアメリカだからできることです。ミサイルを発射してくる国や領土の一部を占領している国、重爆撃機で領空侵犯する国に囲まれている日本では防衛に力を入れざるを得ないとももいますが。
 
そんな金があったら地震や洪水で生き埋めになった人を救える最新兵器を開発することだ。
民間とやってますよ。

投稿: 名も無き軍事評論家 | 2009年7月28日 (火) 17時48分

コメントに気がつくのがおくれてすみません。
そういう兵器を、どこで誰に対してどういう場合に使うのかがわからないと言うことです。

投稿: ましま | 2009年8月 3日 (月) 20時20分

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