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2009年6月 9日 (火)

ティーブレーク

 「反戦塾」はお茶の時間です。以下は、すべて唐木順三『千利休』(筑摩叢書)からの引用です。

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2009_06090002  わびは元来、対比においてなりたつものであった。豪奢に対し、また過剰にに対して、意識的に自己を対比するのがわびであつた。あるときはそれが失意の形をとり、落魄の感情をともなつた。あるときはみづからの閑居をたのしみ、俗人の知らない出世間の簡素を楽しんだ。

 然し対比である以上、そこに何等かの気取りをまぬがれない。わびた心によって、対比の対照を批評し、また評価するといふ性格をもつ。秀吉と利休との衝突もそこから当然に起きてきたものであつた。

 利休の場合、当の相手は関白であり、絶対権を握つてゐるものであつた。権力者への批判、評価は死を賭しての行為である。利休の茶が、また一般に彼の行為が、はげしく「たぎつた」ものであつたのはそのためである。生死を賭けての茶であつたわけである。

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近ごろのマイブームは、家の中の整理とがらくたの処分なんです。 というのも、以前コメント欄で教えていただいた「がらくた捨てれば自分が見える」という本が気になって仕方なかったところ、以前読んだきくちゆみさんのブログでも、この本が紹介され、今もきくちさん自身、がらくたを手放す実践中であるとのこと。 私も、きくちさんが紹介していたガラクタの定義をメモして、実践中です。少しずつだけど。  「ガラクタ」の定義  1、あなたの使わないもの、好きでないもの  2、整理されていない乱雑なもの  3、狭いスペースに... [続きを読む]

受信: 2009年6月 9日 (火) 22時11分

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