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2009年6月 2日 (火)

白昼夢

 ・北朝鮮がICBM(大陸間弾道弾)を列車に積み、新しい発射基地に運んでいるらしい。発射は6月中旬頃の可能性がありだと。
 ・新基地は北西部にあるというが、日本海側にあるテポドン発射基地と相当離れているし、一体どっちに向けて発射するつもりだろう。
 ・いずれにしても、日本を狙うのならそんな高価なものを使うわけがないな。

[そこへ臨時ニュース]
 ・「ただいま入ったニュースです。アメリカ空軍は、北朝鮮平安北道にあるミサイル発射基地に攻撃を加え完全に破壊、黄海に展開する空母に全機無事帰還しました。続報は入り次第お伝えします」
 ・エッ、先制攻撃?。どういうこと?。
 ・「北朝鮮のミサイル攻撃について、アメリカ大統領が記者会見を行います。その模様をこれから中継でお伝えします」(なぜか出てきたのがオバマでなくブッシュ。夢だからしかたがない)

[米大統領記者会見]
 ・「ならずもの国家北朝鮮は、度重なる国連の警告にもかかわらずミサイル発射や核実験を繰り返した。政府は、今度のミサイルがわが国を標的にしている明らかな証拠を入手したのだ。アメリカは自衛のため断固たる措置をとった」
 ・イラクでは大量破壊兵器を隠しているという偽情報をつかまされたが、今度はウソであってもばれるという心配がない。ブッシュは安心している。
 ・「アメリカは世界の自由と平和と正義を守るため、金一族の存在を許しておくわけにはいかない。彼らの悪巧みを座して待つことはしない」
 ・座して待つ?、どっかで聞いたセリフだな、そうだ自民党の国防部会だ。やっぱり先制攻撃論はアメリカが本場で、そこからの伝染だったのだ。アメリカは費用と効果と確実性からみてこれが最善と読んだのだろう。

[火の海宣言]
 ・怒ったのは北朝鮮だ。早速反応した。例のおばちゃんが節を付けて絶叫する。
 ・「アメリカの帝国主義者どもは、偉大なる首領・金正日将軍のうち立てた偉業である宇宙開発の成果を無謀にも爆破した。わが共和国は直ちに南朝鮮と日本の米軍基地に対して軍事行動を起こすことに決定した。ソウルも東京も火の海と化すだろう」
 ・ただのおどしではなかった。すでに虎の子のICBMは使えず、頭にきたのだ。後継者問題で軍の威信を保つにはこれしかない、遂に恐れていた暴発が現実のものになった。

[ミサイル飛来]
 ・日本には10数発のノドンが飛んできた。沖縄や都心などを狙ったものは3発ほどはパトリオット(PAC-3)で撃ち落とした。また不発弾や撃ちそこねがあり、PAC-3の守備範囲以外の過疎地に落ちて火災も起きたが、被害は奇跡的に軽微で核弾頭の装てんはなかった。スカッドミサイルが主力になった韓国でも死傷者は少なかった。
 
[核の傘]
 ・日本の世論は当然のように激高した。「もはや遠慮することない。北朝鮮を再起できないほど徹底的に叩きのめせ!」。これに反対すると国賊のように扱われる雰囲気だ。しかし攻撃能力はなくアメリカに頼るしかない。お願い!!アメリカさま。

 ・アメリカの新兵器を駆使すればいろいろな施設がたちまち撃破されることはわかっている。しかし陸戦隊で全土を制圧するのでなければ、降伏はおぼつかない。その失敗はベトナムでさんざん経験してきたことだ。第一、中国との関係を犠牲にする覚悟がなければできない。アメリカにメリットのないようなことをするわけがない。日本気持ちはわかるがお願いの方は却下。

 ・韓国も同様だ。兵器の近代化は進んでいるが、通常兵力では北にかなわないし、あとの難民殺到も困る。こう見ると核の傘なんて案外役に立たない。そこで、あてになできないアメリカ依存から抜け出し、憲法を改正して核であろうと反撃用の兵器であろうと外国に対して武力行使ができるようにしようと自民党国防部会が言っているのだ。

 
[中国には勝てない]
 ・これは当然中国のことも考えてのことでしょう。しかしやめておきなさい、勝てるわけないのだから。昔の支那とと思ってはいけない。国土が広く、人口が多く、経済を含めた総合的な国力は日本をはるかに上回る。核弾頭を積んだミサイルは、広い大陸のみならず原子力潜水艦を含めてどこからでも発射できるのだ。

 だから、外国に出て行って武力行使はしない、先制攻撃もしないという憲法を高くかかげる。その反面国土を侵されないよう最高度の備えをする。そしてその覚悟を国民が共有する。米軍基地はあってもいいがそこから直接海外に出撃しない、またミサイルの先制攻撃もしないという約束をする。それが守られないようなら出て行ってもらうしかない。それでもわけもなく攻めてくる国があるだろうか。

 ああ、これで今晩もゆっくり眠れそうだ。 

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