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2009年5月19日 (火)

公明党から民主党に?

 16日が17日にかけて実施されたマスコミの世論調査が発表された。こくところ毎週のようにそのような調査が発表されている。民主党の鳩山代表出現で、民主党が勢いをつけ、政党支持では一時優位に立ったように見えた自民党が、小沢辞任効果分だけ後退したように見える。

◎麻生・鳩山どちらが首相にふさわしいか
   (麻生)(鳩山)(差) 
読売  32   42   10
毎日  21   34   13
共同  32.0  43.6    11.6
   
政党支持率
   (自民)  (民主)  (差)
読売  28.4  30.8  2.4
毎日     23       30      7
日経    33   38   5
共同  25.2  30.0    4.8

 この結果は各社に数字の違いはあっても、傾向としては同じ方向を示しており、その範囲において信用できる。特に深い意味はなく、国民の「素朴な」感覚が反映したものだろう。新内閣発足時と同様、ご祝儀得票がはげ落ちた後は、またどういう変化が出てくるかわからない。国の将来についてしっかりとしたビジョンが示せず、もっぱら世論動向の得点稼ぎで政治が左右されるような現状には落胆する。

 しかし、時として新聞見出しに表れないびっくりするような数字にお目にかかることがある。わが塾は公明党に関する記事が比較的に多いが、世界平和が売り物の創価学会をバックとし、自民党タカ派の暴走をチェックする機能があるからで、支持政党ではないがやはり気になる存在なのだ。

 まず、毎日新聞の別面に示された下のデータを見ていただきたい。

▼どの政党を支持していますか
     かっこ内は前回
自民党         23(27)
民主党         30(24)
公明党         3(6)
共産党         3(3)
社民党         1(1)
国民新党      0(0)
改革クラブ    -(0)
新党日本      0(0)
その他の政党 2(2)
支持政党なし 37(36) 

 民主党がふえた6ポイントは、自民党が減った4ポイントと公明党が減った3ポイントにほぼ匹敵する。毎日の調査はコンマ以下を四捨五入するのでそれによる誤差は当然生ずるが、その他の政党が全く変化せず「支持政党なし」も現状維持のままである。

 そうすると、この移動は2与党から民主への乗り換えのように見える。ただ公明党の半減というのはかなり極端な数字だ。社民党支持者の2倍以上がそっくりいなくなったということは、不問にできない現象である。かりに数字の誤りでなければ、公明党もさることながら、同党の候補者がいない選挙区で支援を受ける自民党の打撃の方が大きそうだ。

 安全保障問題、外交問題および生活重視の発想は、自民党より民主党により近いと言われてきた同党である。ここへ来てイラク戦争協力や、行きすぎた新自由主義に対する反省に頬かむりし、首相のたらいまわしを繰り返す自民党と、その自民に寄り添うばかりの公明党幹部に、支持者が愛想をつかしたというのは考え過ぎだろうか。
     

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