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2009年3月17日 (火)

高いおもちゃ、国会質問

 去年2月に、「怒!高いおもちゃ」というエントリーをあげた。その一部分である。

   防衛省が公開した新型戦車。開発費用が約484億円、1両の値段は約7億円。世界最高レベルだと鼻高だかの由。

 じょうだんじゃないぜ。いまどきこんな無限軌道つき戦車などイラク、アフガンでさえ大げさすぎて、写真ではお目にかかったことがない。憲法があるから日本国内で使うしかないが、砲身は何に向けるのだ。警察が手に負えないような武装勢力のゲリラやテロどこから来るというのだ。

 昨日16日の参院予算委員会で、民主党の前川清成議員がこれに関連する質問をおこなった。正確には参院のホームページの録画を見ていただきたいが概ね次のような要旨である。

 平成16年12月10日の閣議決定により、防衛大綱などでわが国の防衛は、本格的侵略の危険が低下し、冷戦型体制を転換する方針が示されている。にもかかわらず、陸自には約800両の戦車が主に北海道を中心に配備されている。

 ところが、防衛予算の推移を見ると、ベルリンの壁崩壊当時から最近まで陸自が約36%、海自、空自が23%前後と一貫として配分に変化がない。予算配分は「あれもこれも」ではなく「あれかこれか」という重点配分をすべきだ。

 これに対し、浜田防衛大臣は、①予算の8割がたが人件費などの義務的経費である、②装備など積み上げ方式で計画的に行う、などと短時間では変えられないという答弁をし、「今後考えていきたい」などと逃げの答弁を行った。前川議員の「技あり」である。

 続いて、一台8億円もかかる新型戦車にふれ「戦車を使うというのはすでに敵が上陸しているという前提ではないか、これは、制海権、制空権がすでに奪われてるということになりおかしい」という追求ををした。同様な主張を、当ブログはクラスター爆弾禁止に消極的な防衛政策の批判などで、上記以外でもたびたひ取り上げてきた。

 その先を――、と期待したのだが、「これ以上戦車のことをいう気はない」と矛をおさめ、「このことだけを指摘しておきます」で質疑を終えた。せっかくテーマにあげたのに、「一本」がとれなかった。防衛委員会でないからか、民主党の防衛政策にまとまりがないせいか、あるいは委員会審議を早く切り上げたいからかわからない。

 この件を新聞が大きくとりあげることもなく、国会審議も波乱なく進んでいく。国会が開かれているものの、言いようのないなれ合いの政治空白が続く。この責任はやはり国民が負わなければならないのか。
 

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