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2009年3月 5日 (木)

中小企業

 昭和はじめの金融恐慌でまず最初にその荒波をかぶったのは今も同じ、中小企業であった。ところその当時は「中小企業」という言葉がまだなかつた。

 昭和3年1月「中小工業者運転資金特別融資」と名づけた大蔵省預金部資金5000万円が勧業銀行などを通じて融通されることになった。これは、担保条件などがうまく機能せず失敗だったらしい。

 その「中小工業者」が「中小企業」に変わったのは、お上の権威が地に落ちた終戦直後のことである。そのきっかけは漫談家・徳川無声の次のひとこ。

 「私はしゃべるのが商売ですが、チューショーショーコーギョーというのは舌かもつれますな」

 これを聞いた豊田雅孝氏は、新たに作る団体の名称を「日本中小企業団体連盟」とした。「中小企業」が一般化したのはそれからである。(『昭和経済史上』日経新書より)

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受信: 2009年3月 8日 (日) 11時31分

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