« 目が離せない北朝鮮 | トップページ | 政治の閉塞感 »

2009年3月19日 (木)

『丼』

 「親子丼」「かつ丼」「天丼」。丼noodle=どんぶり→どん。井の中の「ヽ」は石を表します。井戸の中に石を投げると何と音がします?。「ドブーンtyphoon」だから「ドンブリ」。昔は井の中に「石」と書きました。そんなの知ってるゥー。

 それでは、井の中に「木」と書くと……??。「ザンブリwave」と読みます。ウッソー!!wobbly。本当です。幕末に日本にやってきて日本語辞典やヘボン式ローマ字を作ったヘボンさん(本当は、大女優ヘップバーンと同じ名字だが、日本人の耳にはヘボンと聞こえる)が、どこまで本気なのか困ってしまいましたdespair

 少し前に「日本人の素養」という記事を書き、「経済」「政策」「投資」moneybagなどの漢字熟語は日本人の造語で、それがそのまま中国で使われている、ということを書きました。丼と同様な日本製漢字にはほかに「辻」「凪」「峠」「裃」「袴」「畠」「躾」など80以上にのぼります。

 幕末から明治にかけて漢字の読み方も目まぐるしく変化recycleしたようです。例えば図書=ヅショ→トショ、書籍=ショジャク→ショセキ、男子=ナンシ→ダンシ、女子=ニョシ→ジョシ、尊敬=ソンキョウ→ソンケイ、助言=ジョゴン→ジョゲンといったあんばい。

 当時の年寄りの嘆きが聞こえてきますね。「若いもんの、言葉の乱れは聞くにたえない!annoy」。いずれも仏教用語に多い呉音が「古くさい」といって嫌われたからのようです。こうして見ると文字も言葉も世につれ人につれ変化するのが当たり前。無粋な漢字検定協会などに頼らず、古い言葉はCDに採っておきましょう。

|

« 目が離せない北朝鮮 | トップページ | 政治の閉塞感 »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

cloud
「丼」についての雑学抄。
かつて「土丼たか子」さんという社民党を潰した方がおられたようです。
今も「土丼たか子」で検索できます。なんとルビを振るのかは、分かりません。

投稿: tani | 2009年3月20日 (金) 20時41分

土丼たか子さん??、初見です。読み方ご存じの方、どなたか教えてください。

麻生太郎閣下に「漢字の読み方ぐらいでいじける必要なし」とヨイショしようと思ったが「平気だよ」と言われそうなので止めました。

投稿: ましま | 2009年3月21日 (土) 06時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/28693472

この記事へのトラックバック一覧です: 『丼』:

« 目が離せない北朝鮮 | トップページ | 政治の閉塞感 »