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2009年2月28日 (土)

大軍之後 必有凶年

【『老子』道徳教】

以道左人主者、不以兵強天下。其事好還。
師之所処、荊棘生焉、大軍之後、必有凶年。

【以下は読み下し文】

「道を以て人主をたすくる者は、兵を以て天下に強いず。其の事はかえるを好む。師のおる所は、荊棘ここに生じ、大軍の後は、必ず凶年あり」

【そしてその解釈】

 道理をわきまえて君主を補佐する人は、武力で世界に強制するようなことをしない。そのようなことをすると、必ずその報いがかえってくる。軍隊を派遣したところはいばらやとげがはえて荒れはて、大きな戦争のあとには、必ず凶年がやってくる。

【老子の考えられる人物像】
(金谷治『老子』講談社学術文庫より)

 ほぼ紀元前300年頃の隠君子、世俗の外にあって超然としながら、しかも世俗の混乱と特に民衆の苦しみを救いたいと念願する憂世の哲学者であった、ということである。そのほかのことは一切わからない。

 ブッシュ取り巻きのネオコンたちは、『老子』を読んでいなかった。そのため100年に1度の不景気が世界を覆う。同盟国日本にも一半の責任なしとはいえない。そんなことは、2千数百年前の老子がすべてお見通しだった。 嗚呼。

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コメント

日々、怒涛のように押し寄せてくるたくさんの情報の中でどれほどが、本当に必要なものなのかと思います。
温故知新と言いますが、歴史が淘汰しても、なお残って色あせない古人の言葉は、きらりと光っていますね。

投稿: 金木犀 | 2009年3月 1日 (日) 17時49分

金木犀さま
 この古さがたまらなく好きです。日本は弥生時代のまっただ中でした。

投稿: ましま | 2009年3月 1日 (日) 18時19分

老子をブッシュたちが読むわけないでしょう。
オバマだって知らないのでは?
中国マニアのアメリカ人くらいです。

個人的に中国の政治思想に精通するのはいいですが、それを現実の政治制度にしてしまうのは大問題です。清朝が日本の明治維新のように変革に失敗した原因は中国人の政治思想です。
君主やその官僚が徳でもって、統治するというのはすなわち、人治主義というものであります。日本は中国の影響が中途半端で幸運でした。さもなければ、明治維新は失敗していたでしょう。
日本は西洋の法治主義を貫徹せねばなりません。神のごとく全知全能の独裁者であれば、中国のやり方でうまくいくかもしれませんが、現実には不可能です。神話の孔子や老子ではなく、現実に存在した清朝、国民党政府、今の中国をよく”見る”ことです。
中国に対する幻想は捨てるべきでしょう。千年前の中国人とモンゴル人に支配された後の中国人は哲学的には断絶していると考えるべきです。
遣唐使の廃止の意味を今も考えるべきでしょう。

投稿: ツーラ | 2009年3月 8日 (日) 18時36分

ツーラ さま
あなたの前では、ギャグやユーモアは禁物ですね(^^)

チベットはあなたの意見に賛成です。3回ほど書きました。

菅原道真が反中だってことは知りません。ツーラさんの意見発表の場があれば知りたいのですが。

投稿: ましま | 2009年3月 8日 (日) 20時02分

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