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2008年12月26日 (金)

国会開会定例日

 暮れも押し詰まってきた。多分霞ヶ関は選挙区に走る先生が多く空っぽだろう。政治ブログも来年1月5日の通常国会開会まで種切れである。ところが、今日26日は、敗戦前まで通常国会開会の定例日のようになっている。昭和になってから19年まで、この日以外だったことは1回もない。

 戦後も10日とか20日が多いが、年を越してというのは珍しかった。異例中の異例が1966年(昭和41)の第54回通常国会である。明日にあたる12月27日に通常国会を召集、佐藤栄作首相はその当日に解散したのだ。会期はたった1日。これを「黒い霧解散」といったが、こういうこともあるから油断できない。

 黒い霧とは、国有農地払い下げ、バナナ汚職、防衛庁長官の自衛隊機を使ったお国入り、その他もろもろで、12月1日に行われた総裁選も党内の批判票が1/3を超えるなど、党内基盤もしっかりしていなかった。野党4党が解散を迫っていた点でも今の麻生政権と似ている。

 その翌年1月に行われた総選挙では、自民277、社会140、民社30、公明25、共産5、無所属9で与党の議席は減らしたものの社会も振るわず、自民政権の安泰を確保して求心力も高まった。ついでながらこの選挙で社会の退潮が始まり、公明が第3勢力となるきっかけをつかんだといわれている。

 すこし前の話だが、麻生首相がこの解散の前例にあやかりたいような発言があったという。それならば佐藤首相のように年内に国会召集と同時に解散すべきだった。すこし前に「枕草子」の「近うて遠きもの――十二月のつごもりの日、ついたちの日のほど」というところを紹介したが、日本の正月休みの間隔は、いろいろな意味で感覚の改まる期間なのだ。

 その機会を自ら逸した麻生首相より、佐藤元首相の方が役者が1枚も2枚も上だったということか。もっとも、年内解散でも麻生内閣には救いがなかったかも知れない。ただ、ますます結果が悪くなるということにつきる。
 

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