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2008年11月13日 (木)

統幕学校講師、表面化

 本日(11/13)午前、参議院外交防衛委員会が開催された。この前の田母神参考人招致のこともあり、あまり期待していなかったが、テレビ中継であまり見聞きしたことのない光景を目にした。それは共産党の井上哲士委員と防衛大臣・総理大臣とのやりとりの中で生まれた。

 議事録ではないので正確ではないが、質問の要旨はおよそこんな事である。

 質問:(書類資料を示しながら)統合幕僚学校のカリキュラムに「大東亜戦争史観」や「東京裁判史観」などずあるが、その講師の欄が黒塗りされているがなぜか。
 答弁:講師本人の了解を得ないで公表するのはいかがなものか、という配慮をした。
 質問:黒塗りして公表しないということは、よほどやましいことがあるからか。問題の重大性からみても国民の前に明らかにすべきではないか。委員長には、当委員会に名簿を提出するよう要求する。

 びっくりしたのはこの後である。委員長はたいてい事務的に「ただいまの件は理事会に諮り善処致します」などというのが通例だが、民主党の北澤俊美委員長は一段と声を張り上げ、やや怒気をこめた口調で井上委員の主張を肯定し、本人の了解などの口実は当たらないという発言をした。

 いずれ「新しい教科書を作る会」などのメンバーの名が上がってくるだろう。麻生首相の集団的自衛権行使の憲法違反発言を引き出したり、文民統制の徹底化と田母神前空幕長の発想に否定的な見解を示すなど、安倍右傾化路線がアバグループ・・・じゃない、アバかれ、クサビをさせたのは、田母神前空幕長の思わぬ功績である。

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受信: 2008年11月14日 (金) 17時53分

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受信: 2008年11月15日 (土) 11時05分

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