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2008年7月 2日 (水)

隠れ家

☆昭和1×年県立某中学
 ・教員室入り口で。
  「第1学年丙組何の某、○△……」
  「なにい~、聞こえんぞ」
  一段と大きな声で、「もとへ。第1学年丙組何の某、○△先生に用があって参りましたッ」
  「よし、入れ」

 ・この頃、すでに入試から筆記試験は廃止され、内申書と口頭試問だけとなった。
  「自転車の前にある歯車の歯の数が×つ、後ろの歯の数が○つ、前が1回転すると後ろは何回転するか」
  間をおいて小声で「△回転であります」と答えた受験生は、不合格。
  元気よく「わかりません!」と大声で答えた方が合格。これは全国的にそうだったようだ。

 ・軍事教練の時間、校庭で。
  級長「きおつけーッ、かしらー中、なおれ。第1学年丙組総員○○名事故○名事故は欠席某、見学某、番号!」。級員「1、2、3、……」。
  配属将校の代役として、退役准尉・軍曹クラスが指導を担当した。
  整列する生徒をずーっと目で追って、「おい、お前はなんで脚絆をしとらん?」
  「ボクは……」
  「ボクは~?、はいッ、自分は、といえ」

 ・授業中、尿意ならぬ屁意を催したときの自己申告。
  「屁にはブー、ピー、スーの三種有り。ブーは音高けれど臭い低し」。
  「ブーッ」

☆個性的なのは駄目、意見を持つのは駄目、自己主張、とんでもない。「本官の命は天皇の命と心得よ」で上意下達の精神をたたきこまれる。個人が逃げ込む隠れ家は許されない。「引きこもり」や「おたく」になる自由はない。鉄拳制裁の対象には、そういった性格の人がねらわれた。

☆家に帰っても、よほどのお坊ちゃまでなければ、勉強部屋などない。まして個室など逃げ込む隠れ家はどこにもない。こうして兵隊予備人員を養成・確保したのだ。現在は、自衛隊入隊希望者が激減し、母親や幼児までを対象にしたプラモデル・見学作戦に大わらわだという。
 

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戦中・戦後」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
本当に幸せな時代になったものですが、さて体感的な「幸せ」度が上がったとは言い切れないところが、本当に難しいところだと思います。

投稿: locust72 | 2008年7月 3日 (木) 08時22分

locust72 さま
幸せの「はかり」にはたしかにかからりにくいでしょうね。歴然としてちがうのは「自由度」でしょう。かつての自由度は、海軍を志願するのか陸軍を志願するのか、招集されるまで待っているのか、3つに一つを選ぶことでした。

投稿: ましま | 2008年7月 3日 (木) 15時34分

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受信: 2008年7月 3日 (木) 08時23分

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