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2008年6月24日 (火)

錦明竹

 昔は「お笑い番組」といえばラジオのゴールデンタイムに放送される漫才と落語だけだった。私の好きな落語の一つに「錦明竹」がある。商家の主人が外出中に来客があり、留守番をしていた番頭と小僧が伝言を頼まれる。その伝言が上方訛りでおまけに早口、さっぱり意味が通じないのに帰宅した主人にそれを報告しなくてはならない。

 聞くだけで十分おもしろいのだが、実はこっちも半分は意味がわからなかった。それを活字にしたものがあったので書き留めておく。漢字がわかっただけでずいぶん違ってくる。以下、池田弥三郎『日本故事物語』からの引用である。

「私は京橋中橋加賀屋佐吉方から参じましたが、先だって仲買の弥市をもって取次ぎました道具七品、祐乗宗乗光乗三作の三ところ物(三所物とは刀の江頭、ふち頭、目貫をいう)刀身は備前長船の住則光、横谷宗珉四分一拵え小柄付きの脇差、柄前はたがやさんじゃと言うてでごわりましたが、ありゃあれ埋れ木で木が違うて居ますさかい、ちょっとお断わり申し上げます、自在は黄檗山錦明竹、ズンドの花活には遠州宗甫の銘がござります、利休の茶杓、織部の香合、のんこの茶碗、古池や蛙飛び込む水の音、これは風羅坊(芭蕉)の正筆の掛物、沢庵木庵隠元禅師張り交ぜの小屏風、あの屏風は、私の旦那の檀那寺が兵庫にござりますが、その兵庫の坊主の好みます屏風やさかい、兵庫へやって坊主の屏風にいたしまする、こないにお伝え願います」

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受信: 2008年6月24日 (火) 15時31分

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受信: 2008年6月25日 (水) 13時55分

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